プレゼンテーション1

雑感#12 スピードは思いやりの表れ

自分はなんであれ、相手に対してスピードに求める傾向がある。

これは、気になった時や思い立った時にさっさと片づけてしまいたいという元来の性格のせいだと思っていたが、別の理由もあることに気づいた。

人に頼み事をした時、すぐにやってくれる人と、いつまでたっても動きがない人がいる。もちろん前者の人のほうが「できるな」と思うし、頼りにもなる。

それはなんでだろうと考えた時に、すぐにやる=自分を優先してくれている、と感じられるからだと気づいた。

顧客の質問に回答する、手続き依頼を受ける、対応依頼を受けるなど、速いほうが心地よいのは、顧客側が「私を優先してくれている」と感じられるからであり、問題を早く解決したいという思いを分かってくれていると感じられるからだ。

逆に対応のスピードが遅いと、「後回しにされているんだろう」「自分のことなんて優先度の低いどうでもいいことなんだろう」と思われるかもしれない。それが積み重なると信頼もできないし関係を絶っても構わないと思うだろう。

自社内でも、「あそこは対応がはやい」「すぐにやってくれる」「全然動いてくれない(遅い)」とスピードを評価して仕事を依頼することも多い。

翻って考えると、動きの悪い人を指導したい時に「対応が遅いというのは、顧客のことなどどうでもいいと思っているのと同義なんだぞ」と言ってみたり、自分の対応スピードを測ってみるのもいいかもしれない。

自分のことを振り返ってみると、あまり重要視していない物事はスピードが遅く、逆の場合は早く対応している。

どうやらスピードと重要度は比例しているようなので、意識してコントロールしてみよう。

介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/