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ラーメン、街に熱気(6/29)

(要約)
日本の地域活性化の起爆剤と化している、ラーメン。訪日外国人が評価した食物のうち1位の肉に次いで2位と、寿司を超えた。国内で2万店舗、国内の中華市場1兆3,700億円の半分がラーメンの市場だ。人口1万人に対する店舗数は山形が1位。店舗マップやカードラリー、漫画とのコラボだけでなく南陽市はラーメン課を設けるなど一際力を入れている。山形市はサイト運営や非言語対応など3,000万を計上。2位の新潟も誘致に力を入れる。栃木県佐野市は店舗運営などをカリキュラム化した予備校を開講。とある教授によると山奥のラーメン店も行列になる程、地理的障壁は低いと評価。

(考察)
地方創生×ラーメン、面白い取組みだ。人口減に加えて都市集中化は地域社会の崩壊を意味する。例えば河内長野は、年々小学校のクラス数/生徒数が減っている。都市部への移動はかなり遠く、地元に留まる若手は少ない。強みの産業が明確にあれば、少なくとも後継者は留まる。食品であれば、伝統や歴史がなくても素人でも扱いやすい産業。目の前のお客さんの笑顔をやりがいに、遠方からも集客できる店舗を創造できれば個人事業主としても夢は大きい。各自治体、強みの明確化×素人でも扱いやすい産業×遠方居住者やインバウンドの集客戦略を立て、自治体復興を進めるべきだろう。

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