見出し画像

PIXTA売れた!って喜んでる初心者の人に最初にいつも言うこと。

「ピクスタ 売れた」で検索したら
あんまり売れてない人の話ばっかり出てくるので
リアルに結構売れてる私の話を書いておくよ!

PIXTA初心者の人に向けてのメッセージ。
それは、写真を売りたければ「買ってくれる人のこと」を
考えましょうということ。
ビジネスなので、お金払ってくれる人のことを考えるのは
当たり前中の当たり前のことですよね。
ですが何故か「自分の写真が売れるかも!っていうワクワク感」(?)に
押されてここを忘れちゃう人が多い。
いやいやいや。ちょっと待って、いったん落ち着いて。
ストックフォトって言っても、普通の商売と一緒ですから。
売っているものは確かに「あなたが撮った写真作品」ですけど
買ってくれる人は何か目的があって、購入するわけです。
何かのデザイン、ニュース、チラシ。
何かはわからないけど。
お金を払う価値があるから買ってくれるのです。
最初のうちは特に「売れた」という気持ちではなく
「(何かに使うために)買ってもらえた」という気持ちで
いる方が良いと思います。
「売れた」と「買ってもらえた」は似ているようで
結構違うと思うのです。
それは「買ってくれた人のことをちょっとでも
意識しているか、否か」の違いです。
これはチリも積もれば結構変わってくると思います。

だからこんな質問しているうちは、正直意識が低いと
言わざるをえません。

・写真のビジュアル。色味。
・構図。
・タグ。
・テーマ・内容。
・モデル選び。
・モデルの衣装・ヘアメイク。
「(上記の項目について、)どんなのがいいですか〜?どっちがいいですか〜?オススメですか〜?」っていう質問。
ピクスタで稼ぎたいと言うなら、
その質問は禁止でお願いします。

なんでかっていうと全部、答えは「買ってくれる人に聞け。」なのです。
実際に聞くことはできないでしょうから「想像してみよう」と
なるでしょうが。
ようはその質問の答えは「購入者次第」なので、その辺を自分で
判断して、それを形にしていくことがまさにクリエイターの仕事
だからなのです。

人に言われたことをやっているようでは
「クライアントに言われた写真を撮っているカメラマン」です。
それとストックフォトは発想が逆なのです。

購入者はたくさんいるので、どんな購入者に合わせた
作品を撮れるかはクリエイター次第なわけです。
そこを自分で判断し、選ぶことができるのが
ストックフォトの魅力の一つです。
とってもクリエイティブなので私はそこが好きです。
それが億劫な作業になるならストックフォトは向いてない
と思います。
がっつり売る!のではなくて、小銭稼げればいいや
程度なら話は別ですけどね。
でもモデル呼んだりして最初に投資をするやりかたで
やるなら、そのくらいのスタイリングを
自分でできないとダメだと思います。
ダメっていうのは、赤字になるということです。
写真の技術はあったほうがいいけど、
そういうスタイリングができてなんとなく続けていければ
技術は後から付いてくることもあるかも。
(私はそんな感じだったので...!)
自分にあったスタイルで、その人なりの売れる作品作りを
楽しんでくれる若い人が増えたらいいなぁと思います。

★わたなべりょうプロフィール★
1983年東京都生まれ 武蔵野美術大学出身
2009年10月ごろからPIXTA登録開始。
当時は一般企業で会社員をしながらの副業だったものの
徐々に売れ行きが伸び始めたので、会社を辞めて
ピクスタと家族写真の撮影、写真講師業などで生計を立てる。
現在は、旦那さんと協力して月に3-4回程度の
PIXTA用のモデル撮影を行う。
PIXTAの収入のほうがメインに。
2016年7月18日現在、写真販売点数23,912点。
2015年 年間PIXTAクリエイター売り上げランキング7位
2015年 千葉県PIXTAクリエイター売り上げランキング1位


もしサポートいただいたらいつも他人に譲ってしまう傾向のある心やさしい旦那さまと、彼の大好きなカニを食べに行きたいです。応援よろしくお願いします。