英語と私。(2)

希望の高校には入学したが、入試の自己採点は、そんなに良い点数ではなかった。英語もおそらく8割くらいの出来。でも、なんとか合格。高校での生活が始まる。

英語の授業は、やはりいちばん好きで、高校の先生にも恵まれていたと思う。高1の頃は、まだ進学塾には行っていなかったが、成績は悪くなかった。英語も、おそらくクラスでトップクラス。トップではなかったり、学年でも外部模試では15番くらいの成績で、ほぼ生徒全員が大学に進学するいわゆる進学校(旧制市立2中、ナンバースクールの伝統校)だったので、各地区から優秀な生徒が集まっていたのだろう。その中での15番は、当時、早稲田や慶應に学年で30人前後進学している状況を思うと、決して悪いポジションではなかったと、今、振り返って感じている。あくまで全教科で、突出して成績がよかったのは、英語なのである。いや、英語だけなのである、とも言える。高2の終わりか、高3の始めかは、忘れてしまったが、受験対策の為に、中学校の塾の先生に、確か、その存在を教えて頂いた高田馬場のトフル・ゼミナールに通うことになるのだが、その塾に行くまでの、自分の英語の成績は、高校の授業中心の勉強のみで、バイトも始めたり、部活でキャプテンをやったり、課外活動も充実していたせいもあるが、下降線をたどっていた。英語の試験でここまでしか点数が取れないという愕然とした時期もあったのだが、当時教えてくれていた英語の若い女性教師が、あまりいい印象がなくて、他の生徒も、その授業内容に不満を持っていたようだったし、産休か何かで、担当教師が変わるまでは、自分の英語の成績も芳しくなかったことを、はっきりと覚えている。

そして、高3の受験生活中心になるのだが、トフル・ゼミナールと学校の授業との両輪で、どう立ち直ったのか、また、立ち直るどころか飛躍したのか、次回から、また少し思い出して書いてみたいと思っている。

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