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自己肯定感を高める道のり 第三部②:怒りから恐怖・不安への感情の変化

怒り、恐怖、不安の「負の感情」は、感情の中でも特に強いものです。しかし、驚くことに、これらの感情は密接に関連しており、一つの感情が別の感情に変化することがあります。

特に、怒りが恐怖や不安に変わってしまうことがしばしばあります。
私も、怒りから恐怖と不安への感情の変化に苦しんだ経験があります。怒りが感情の始まりだったにもかかわらず、その感情が次第に恐怖や不安に変わっていったのです。

今回は、なぜ怒りが恐怖や不安に変化するのかについて掘り下げていきます。

怒りから恐怖への変化

まず、怒りは基本的に攻撃的な感情であり、自分自身や大切なものが脅かされていると感じた時に起こります。
自身や他者を守るためにエネルギーを引き出します。

しかし、怒りが持続すると、その攻撃性が内向きに向かい、自己への恐怖に変わることがあります。
自身が抱える問題や課題に対する無力感が、怒りから恐怖への変化を促します。
例えば、他人からの攻撃が続く場合や、自分の制御が効かない状況に置かれた場合など怒りから恐怖へ変化します。

「同僚からの指摘」が、最初「怒り」の感情であったのですが、自分ができないことで次第に「恐怖」の感情に変わっていったのを覚えています。

怒りから不安への変化

また、怒りは不安に変化することもあります。
怒りから不安への変化は、自己のコントロール感を失ったり、予測不可能な状況に置かれたりすることで起こることが多いです。
怒りが不安に変化すると、将来の出来事に対して不安や心配を感じる傾向が強まり、過剰な心配や不安感が日常生活に影響を及ぼします。

「あるプロジェクト」に関して、最初なぜ自分だけが頑張らなければならないのかという「怒り」の感情であったのですが、あれもこれもコントロールできず、トラブルも予測しきれず次第に「不安」の感情に変わっていったのを覚えています。

私の場合の「負の感情」は、「怒り」から始まる傾向があるようです。
皆さんの場合はいかがでしょうか。

怒りが恐怖や不安に変化するメカニズムは、個人によっても異なります。
しかし、怒りが他の感情に変わる理由を理解することで、自己の感情をより適切に認識し、適切な対処策を見つけることができます。

感情の変化を観察し、自己を客観的に見つめ、負の感情の始まりの傾向を理解し、変化をコントロールできれば、自己肯定感を高め心の健康を取り戻していくことができます。

今回は、具体的な例で理解を深め、怒りから恐怖や不安への変化について記事にしました。
次回は、負の感情の始まりになり得る「怒り」をコントロールできれば、自己肯定感が低くなることを防げると考え、「怒り」について深く掘り下げます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
私の経験があなたに役立つなら、幸いです。


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