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【山口県観光マップ】宇部市の7大商店街を紹介


山口県宇部市には、かなり大規模な商店街がある。しかしながら、お隣の山陽小野田市にある「おのだサンパーク」や「フジグラン宇部」「ゆめタウン宇部」が開業されてからは、その客足は遠のいたままである。宇部中央銀店街のWEBサイトを1つだけ見かけたのだが、町中に点在している商店街を総まとめにしたようなサイトが見当たらなかった。

2023年8月23日、台風が和歌山方面にそれたので商店街の調査に乗り出すことにした。特に商店街に縁もゆかりもないのであるが、「地方の商店街を、かってに観光地化してみる」。


1.宇部市商店街マップ

発展ランキング順に番数を振った

私が実際に歩いた道に赤線を引いた。さらに、商店街の発展度ランキングを独断でつけてみた。これを見ると、「5位」の松島町商店街を除いたほとんどの商店街が1本道で存在していることが分かる。街中に張り巡らされた商店街群。その特色や魅力に迫っていく。


1位.宇部新天町名店街(ハミングロード)

発展度合い:かなり頑張っている
入居店舗:飲食・生活用品・美容院など

宇部市が発展に最も力を入れようとしてる商店街。令和5年(2023年)より、新天町リボーンプロジェクトが開始されている。若者から募集したアイデアを事業化する民間事業者に、改修費や初期運営費を最大1000万円補助。かなり大掛かりなプロジェクトが行われようとしている。

ハミングロード 入口
ハミングロード一番街
中心部
商店一覧表

2位.宇部中央銀天街

発展度合い:ソコソコ
入居店舗:飲食・生活用品・美容院など

WEBサイトがある唯一の商店街。綺麗に整えられた広場がいくつか見受けられた。子供が楽しそうに遊ぶ姿や、猫がチラホラ。宇部市の大学生たちで経営されている「I MY ME MINE」というBarがこちらの商店街にできたというニュースは、記憶に新しい。

宇部市の街づくり会社である「にぎわい宇部」も、こちら銀天街にオフィスを構えている。活性化に取り組むエネルギーが感じられる。若者クリエイティブコンテナ(YCCU)も設置されており、産学官で一緒になって街のにぎわいを作り出そうとする姿勢が見受けられる。

にぎわい宇部:WEBサイト

若者クリエイティブコンテナ:WEBサイト

宇部未来会議:WEBサイト

銀天街:WEBサイト

銀天街 入口
中心部
商店一覧表

3位.新川駅前商店街

発展度合い:かなり賑やか
入居店舗:居酒屋など

営業中のお店は一番多かった印象を受けた。飲食店が多く立ち並んでおり、16時から開店の居酒屋も。スナックも多数立ち並んでおり、呑兵衛にはたまらない街だろう。

新川駅前 入口
中心部
商店一覧表

4位.興産通り商店街

発展度合い:ソコソコ
入居店舗:スポーツ店、果物屋など

中央町三丁目エリア。銀天街を抜けた先にある、非常に清潔感溢れる商店街。この周辺は再開発がされており、ミュージアムや多目的交流広場など、お洒落な施設もそろっている。

興産通り 入口
中心部
多世代交流スペース

5位.松島町商店街

発展度合い:まずまず
入居店舗:居酒屋・カラオケ店など

宇部新川駅と直結している商店街。カラオケや居酒屋などが立ち並んでおり、電車から降りたらまずはここで一杯お楽しみになってはいかがだろうか。他の商店街は、ほぼ1本道で立ち並んでいるが、この商店街だけは大通りを挟んで少し離れたところにある。

松島町 入口
中心部

6位.錦町商店街

発展度合い:あんまり
入居店舗:美容院・飲食店・お花など

ハミングロードから更に奥へ行くと見えてくる、錦町商店街。「ふれあいの街」をキーワードとして運営されており、地元の方々が良く利用するような美容院や飲食店、お花屋さんが立ち並んでいる。郵便局もある。

錦町 入口
中心部

7位.新町商店街

発展度合い:あんまり
入居店舗:本屋など

ハミングロードと銀天街を繋ぐ中継地のような商店街。昔なじみの本屋さんがあったり、居酒屋も2軒ほど点在している。隠れ家的な商店街なので、こっそりとお出かけしたい方にオススメ。

新町 入口
新町 出口

8位.三炭町商店街(閉業)

発展度合い:あんまり
入居店舗:ホテル・美容院など

宇部市繁華街の一番端っこにある商店街。新川駅前商店街へとつながっています。専門学校やホテルなどが点在しており、新しい人々との出会いが期待できる場所となっている。立派なお寺もある。

旧:三炭町 入口


2.宇部市商店街の歴史

太平洋戦争からの復興計画により、”道路の幅員50m”と言われるほどに巨大な「常盤通り」がつくられる。この巨大な常盤通りを中心に都市整備が進み、「宇部新天町名店街(ハミングロード)」が形成される。

宇部市の中央を走る「新川」を挟んで両脇に商店街が立ち並んでいる。東側には「新天町名店街」が、西側には「宇部中央銀店街」「三炭町商店街(サンタンマチ)」「興産通り商店街」などの商店街が形成されている。

新川をはさんで西側を「中央町」と呼ぶ。中央町では空襲の被害が少なかったことから、闇市が盛んになる。さらに中央町は、宇部新川駅~UBE株式会社(旧:宇部興産)へ向かう通勤路であったことから、様々な商店街が形成される。1950年代には、宇部市最大の商業地となったのである。

1960年代になると、炭鉱の閉山によって人口減少が始まる。デパートなどの核店舗がなかった「三炭町商店街」が衰退する。その一方で、「宇部中央銀店街」「新川駅前商店街」「宇部新天町名店街」は最盛期を迎える。井筒屋・大和・ダイエー・丸信・エムラなどのデパートがあった。

3.駐車場案内

宇部市立立体駐車場(営業時間:24時間)
AM8時~PM6時:30分ごとに60円。
PM6時~AM8時:30分ごとに30円。

土曜日、日曜日、祝日:2時間は無料。

Google mapより引用


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