見出し画像

アウトプット大全 Chapter3 WRITE

今回は能力を最大限に引き出す書き方について。

◯書く

書くということもアウトプットの一つの手段である。
では書くという点においてどのようなメリットがあるか。
もちろん、たくさんあるが三つに絞るとすれば
◉脳の活性化
◉覚えやすい
◉効率が良くなる

だ。

◉脳の活性化
カクテルパーティ効果というものを知っている人も多いと思う。パーティ会場でどれだけ騒がしくても自分の名前、自分の趣味に関する言葉は聞こえるというものだ。
この現象も実は書くという点においても当てはまる。自分が気になったことを書き出した瞬間、そのことについて脳は積極的に注意を向けるべきだと認識し、記憶に残そうする。つまり、何もしないよりも、書くという作業をすることで脳が活性化するということだ。
しかもこれが結果として、2つ目のメリットの覚えやすいということにもつながる。

◉覚えやすい
どんなに素晴らしい本を読んでもアウトプットしなければ、時間と共に記憶が薄れ、「あれ、どんな内容だっけ」「何について書かれてたか具体的に話せない...」となるだろう。
しかしこうして読んだ内容、感想をブログにする=書くだけではるかに記憶に残りやすい。それは自分が頭の中の情報を整理し、文字として書き出しているからだ。視覚として、経験として、まさしく現実世界にも影響を及ぼしている。これは書き出してみると実感として湧くため、是非実践してほしいと思う。

◉効率が良くなる
そもそも人間は同時に処理できる数は3前後と言われている。(諸説あり)
もし1日にこなすべき予定が7つ以上あると脳はパニックを起こしてしまう。
しかしこれも書くということで解決できる。
何も書かずに行うと、アウトプット、アウトプットの連続になり、そもそもアウトプットしている内容が正しいか分からなくなったり、次のことを考えながら作業したり、作業が終わるたびに思い出さなければならないため、ほとんどの人はモチベーションや効率が低下する。
しかし、予定をメモに書き出してしまえば、いちいち覚えなくてもメモを見るだけで何をすれば良いか分かり、インプット→アウトプットのサイクルを回せば良いだけになるため、結果として1つの予定に対して集中力が上がり、クオリティも高くなる。

始めから脳のトレイを埋めるのではなく、空きトレイを作るというイメージで予定を書き出せば、効率よくこなすことができる。

◯TO DOリスト

この本を読んでからもはや自分の日課となっている。
その名もTO DOリスト。
これは一日の流れを具体的に書き出すというものだ。本来はビジネスで行う仕事の内容を書き出すものだが、大学生の間は日常生活において使うようにしている。手順はこうだ。
1.朝起きたときに今日するべきことを書き、机に置いておく。
2.その内容をこなす。
3.終わるごとに斜線で豪快に消す。
これが想像以上におもしろい。
自分はこれをすることでやるべきことについて考える時間ができ、また、うっかり忘れてた、ということや意味もなくダラダラと過ごすことがなくなった。
このTO DOリストは毎日を有意義なものにしてくれる、気がする。

注意点は3つある。
1.紙に書く
スマホだと違うことをしてしまう恐れがある
2.常に机の上に置いておく
一瞬で見ることができないと集中力が途切れる
3.斜線で豪快に消す
達成感&ドーパミン→モチベーションの維持ができる

興味がある人は是非試してほしい。

画像1

◯ぼーっとする時間の大切さ

実はぼーっとしている状態では、脳内でDMN(デフォルトモード・ネットワーク)と呼ばれる活動が行われ、過去の記憶の整理や状況分析がされており、自分をこれからよりよくするための準備が行われている。

また、このときの脳の活動状態と、ひらめいた!と思ったときの脳の活動状態がほぼ一致している。
もしひらめきが欲しければぼーっとする時間が必要だということだ。

しかし、ただぼーっとするだけでは意味がない。
ひらめきには4つの段階がある。
①準備(インプット)
②インキュベーション(孵化)
③アハ体験(ひらめき)
④検証(アウトプット)

だ。

具体的に例を出すと、
①本を読む、議論するなど問題に向き合う
②一旦その問題を放置する(リラックスする)
③ひらめく
④ひらめいたことを検証してみる
と言う流れになる。

ここで②のリラックスすることが大切となるが、アイデアが生まれやすい場所として創造性の4Bというものがある。
Bathroom(風呂・トイレ)
Bus(乗り物・移動中)
Bed(寝室)
Bar(お酒を飲む場)
である。

何か行き詰まったときに以上の場所でぼーっとしてみる。また、この場所でスマホをつついていた時間をぼーっとする時間に変える。
そうすると新たなアイデアが浮かんでくるかもしれない。


今回はアウトプットを「書く」ということから見てみました。
やはり書き出す、手を動かすということが記憶の定着、考えの整理に直結するということがわかりました。また、TO DOリストなど簡単に生活に取り入れられるテクニックがあり、これからも活用していきたいと思います。
ひらめくためにはさらに考えこむのではなく、ぼーっとする。
是非実践してみたいと思います。

次回はchapter4 Doについて。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?