8月を終えて。夏の終わりと秋の気配。

最近の夕立の酷さときたら。急に降り出したら雷まで伴ってくる。
昔はこんなんだったっけ、最近の温暖化、ヒートアイランド現象かしら。緑を削ってコンクリまみれの学校を建設したからかしらと気を揉む。

サッカーは難しい。
わかっていたことだが、こんなにも難しいスポーツだとは思っていなかった。
105×68のピッチを11人でどう攻略するか。その視点に立つと、走力とフィジカルがどれほど大きな要素を占めているのか、指導者の立場になって理解できたことが大きい。

先ほど選手権の一次予選を終えて、学校としても久しぶりの(30年以上ぶり??)県大会出場を決めた。

1回戦は2−0で前半を折り返したのに後半追いつかれ、PKで辛くも勝利。
PKはサッカーであってサッカーでないから、仕方ないのだけれども。
それでも、決定戦に繋がったのは、彼らが持っていたのかも。

2回戦は後半アディショナルに劇的ゴール。
決勝ゴールの動画をスタッフで共有して恩師が一言。
『こういうのは、何度見てもいい』
確かにそれはそうだ。見直すたびに、顔がにやける。

ゴールが決まることが、こんなに嬉しいなんて。

この思いが、もっと子供たちが成長するきっかけになればいい。

夕立が終われば、すぐに秋。
いよいよ全国高校サッカー選手権大会、県予選の季節がやってくる。

ひとつでも上に。

サッカーには魔法の力がある。
いつか自分の学校で、チームが大きなスタジアムでゲームをする。
それを全校生徒が全校応援で応援してくれる。
素晴らしいプレー(でなくても)と必死な姿が、
ひとつのゲームへの熱狂を生み、生徒を、学校を、地域を変えていく。
90分のゲームの魔法はその後も続く。応援してくれる人が増えていく。
そしてその魔法を自分たちがかけたことに気づいた選手たちが、それから素晴らしい人生を送る。

そんなサッカーが持つ魔法がかかる瞬間を、見てみたい。

そんな夢が、自分にある。言わないけどね。

ひとまずは、長い夏休み、お疲れ様でした。

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