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宗派主催の学習会

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宗派主催の学習会に関してまとめます。
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#研修会

学習会の動画公開にあたって

「新しい領解文」の問題に関して、「まだやってるのか」「いつまで続くの?」「もっと大事なことがあるだろ」等の声を聞きます。本願寺派では今年度から宗務の基本方針に「新しい領解文」の全寺院100%唱和を取下げ、現場の判断になったため、各寺院においては自分が所属するお寺には直接影響がないからと、問題に対する関心が低下傾向にあります。 しかし、得度をはじめ、宗務所、宗門校、宗派の出版物、宗派主催の行事などでは昨年同様に「新しい領解文」を進め、内部の方向性に変わりはありません。「ご縁の

国府教区学習会、質疑応答

昨年度3月11日に開催を予定していた国府教区は、急遽延期となっていましたが、7月10日に開催されました。 「ありがとう」 という言葉のイメージ Q 「おかげさま」「ありがとう」という言葉。立ち上がろうという気持ちを抑えられているように感じる。社会、世の中に立ち向かおうとする気持ちに対して「まあまあ」と言われているような思いがある。そこから先に進まないというイメージ。 Q 門主制度と住職の世襲制に何か問題があるように思う。 ご消息を依用しない事はできるのか Q なぜわ

沖縄特区学習会、質疑応答

昨年度3月26日に開催を予定していた沖縄特区は、急遽延期となっていましたが、5月28日に無事に開催されました。 唱えると「変わっている人」として見られてしまう。 Q 研修会などで新しい領解文を唱和する機会があっても、唱える人と唱えない人で分かれている。中央の研修会でも。今後、こうした唱えない人が中央から各地へ散らばっていく事に疑問を感じる。また、唱える人は少数。唱えると変わった人に見られる空気がある。これも問題。もう少し、唱えている事が正しいんだとアピールしていただきたい

長野教区学習会、質疑応答

2024年2月15日に開催された長野教区の学習会より、質疑応答の要約を記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 ご門主の真意なのか Q 解説文や学習会があるという事は、ご門主の示された領解文が、わかりにくくご法義の肝要が正しく伝わらないと総局が認識しているのではないか。その上で、満井所長はご門主から「新しい領解文」にこめられた真意を聞かれたのか。そうでないとすると、この領解文の文章からご門主の仰らんことを推測して解説をさ

和歌山教区学習会、質疑応答

2024年2月7日に開催された和歌山教区の学習会より、質疑応答の要約を記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 阿弥陀様のはじめは Q 阿弥陀様のどこを指してはじめとされるのか。 Q 十劫安心という異安心の方によって聞こえてしまう。無帰命安心と仰っていましたが。文言が誤解されていく、後々もやっぱり問題になっていくと感じる。 勧学和上方の中で賛成と反対がある Q 勧学和上方の中で賛成と反対があると聞いた。勧学和上を監

新潟教区学習会、質疑応答

2月6日に行われた新潟教区の学習会では、事前質問(要求)が提出され、その返答からはじまりました。これは、2月1日の企画諮問会議で次年度の「宗務の基本方針・具体策」の話し合いを受けての答弁と見られます。まだ宗会も常務委員会も通っていないため、議決されたものではなく、現段階での総局の見解ということになります。 ①新しい領解文を用いないこと ②唱和を強要しないこと ③本山、別院、教区、一般寺院では提示しないこと ④宗派の刊行物にはこの文を掲載しないこと 教学的な質問①新し

福井教区学習会レポート

宗派主催「新しい領解文」に関する学習会が、1月31日に福井教区にて開かれました。50名以上の住職をはじめとする僧侶だけでなく、門徒など多くの方が参加をしてくださり、他教区と同じように、福井教区内でもこの問題に関心が高いことが伺えました。その際の質疑応答を載せさせていただきます。 座長より、大きく三つのテーマに時間を区切って行われました。 その3つは 1 表題と内容に関するもの 2 新しい領解文の制定の経緯に関するもの 3 今後の課題に関するもの です。 1 表題と内容に関

東海教区学習会レポート

令和6年1月30日(火)東海教区にて「新しい領解文」の学習会が開催されました。宗派からは公文名総務、満井研究所所長、中井真人統合企画室幹事がご出席でした。はじめに真宗宗歌の唱和はありましたがタイムスケジュールに記載されていた「新しい領解文の唱和」はありませんでした。 その後、満井総合研究所所長から「新しい領解文に学ぶ」と題してに40分の講義がありました。資料は講義のパワーポイントをレジュメ化したもの、『新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)ご消息と解説』の冊子、そして『なぜ「

山陰教区学習会、質疑応答

2024年1月24日に開催された山陰教区の学習会より、質疑応答の要約を記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 学習会での発言を監正局へ申告する事はあるか Q 確認をしたい。深川和上が監正局に懲戒申告された、それは宗門の秩序を乱した事が原因だと聞いた。そのような事があると我々も発言しにくくなる。 誤解を生む文章を推進するのか Q 本山の法要に参拝されたご門徒が新しい領解文を読んで「わかりやすい」と仰った。念仏者の生活

富山教区学習会、質疑応答

2024年1月18日に開催された富山教区の学習会より、質疑応答の一部を要約して記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 出拠の問題と総局の責任について Q 新領解文は石上前総長の文章ではないかという疑いがある。特に「愚身(み)」という用法が石上氏の書にしか見られないが、その疑いに対して総局はどのように対応を考えているのか? Q 愚身(み)に関して、石上前総長は何と言っているのか? Q ということは、内部の誰かが忖度し

京都教区学習会、質疑応答

2023年12月13日にに開催された京都教区の学習会より、質疑応答の一部を要約して記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 歴代宗主に限定されているのか Q 歴代宗主と限定されている。存覚上人や顕智上人や真仏上人はどのようにあつかわれるのか。 Q 「これもひとえに」とはどなたの事を指すのか。 解説を聞かなければ読めない文章 Q 解釈を入れないと読めない文章であれば、いちいち説明しなければいけなくなる。こんなややこし

石川教区学習会レポート

先日石川教区にて「新しい領解文」の学習会が開催され、参加してまいりました。満井所長からの「新しい領解文」についての解説がなされた後、質疑応答の時間となり数名の参加者から質問とそれに対する回答が為されました。 私も以下二点に関する質問をしました。 ①「新しい領解文」の学習会の目指す所、ねらい まず一点目に〈「新しい領解文」の学習会の目指す所、ねらい〉について尋ねましたのは、そもそも宗門側がこの学習会をどのような位置づけで行っているのか、その前提の確認をしておかなければ、い

北海道教区学習会、質疑応答

2023年11月28日に開催された北海道教区の学習会より、質疑応答の一部を要約して記します。質問と回答に絞っているため、さまざまなご意見は割愛していますことをご了承ください。 私に仏性がそなわっているのか Q 新領解文には、もともと私に仏性が備わっているという考えがあるのではないか。「私の煩悩と仏のさとりは本来一つゆえ」などは出言しにくい。今までの領解文でいただいた喜びが無くなった。 上意下達的ではないか Q 第二段、師徳の部分。善知識という言葉を歴代宗主だけに限定し

東京教区学習会レポート

2023(令和5)年11月7日(水曜日)14時00分より、築地本願寺 講堂に於いて【新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)学習会】が開催されました。 宗派からの出向者は総局・三好総務、総合研究所・満井所長、統合企画室・中井幹事の3名。会場には石上前総長の姿もありました。 学習会の冒頭には教務所長より とご挨拶がありました。 以下、当日の質疑応答の内容を記します。 質疑応答【発言者A】責任は総局? 〇今回の領解文の発布及び推進ということに関して、ご門主がご消息を発布したこ