あなたのお子さんは発達障害です②

「あなたのお子さんに、手を焼いています」
どうやら、保護者はそう言われると思っていたらしい。

子どもの保育園での過ごし方や特性を伝え、それに対しての私たち保育士の対応を軸に話をした。
あらかじめ許可を取った上で、園での気になる様子の姿を動画におさめ、それを見てもらうこともできた。時折、苦笑いをし、だいたいは青汁を飲んでいるような表情だった。
もちろん家庭での過ごし方も伺い、困りごとを聞かせて頂くこともできた。
悩んでいた。たくさん抱えていた。
でも何一つ逃げていなかった。子どもの言動から目をそらしていなかった。

すごかった。すばらしかった。
保護者が子どもの今の発達過程を理解しようとし、どうそれば良いのかを向き合おうとしていた。

正直この仕事をしていると
「こういう子なんで」「家ではそうではないんで」
と言われることも少なくない。だから今日面談した保護者の、我が子を受け入れる姿勢が、ただただ素敵だった。

これから専門機関、保護者そして私たち保育士が連携をして、この子に特化した援助をして、できることを増やし、それを喜びへ繋げられるようにしていきたい。

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