約束になってますか?
子どもとの約束
最近、子どもと接している中で公園で帰らない時、お風呂に入らない時「何時になったら帰るって約束したよね。」「あと◯◯したらお風呂に入るって約束したよね。」みたいなことを言ってしまうことが、本当に約束になっているのかと思うようになってきました。
公園に行く時に何時に帰ると伝えて、約束していますが、これって本当に約束をしてるといえるのかと思ってしまっています…
約束の意味をネットで調べると大きく2つの説明が出てきます。
①当事者の間で取り決めること。
②社会や組織で、守るように定めたきまり。
僕が子どもとの約束で使っているのは①のほうの意味だと思います。
道路に飛び出さない、人のことを叩いたりしない、知らない人についていかないといった②に近い親子の約束は必要です。
②の約束は命に関わるので絶対に守ってもらえるように話しをする必要があると思います。
しかし、①の子どもと親の間で取り決める約束であっても話し合ってきたのか。
帰る時間を決める時に子どもと話し合って決めてきたのか。
親が何時に帰るか決めたうえで約束として子どもに提示していた気がします。
そして、その約束を守ることを強要してきた気がします。
大人が約束をする時、例えば友達と遊ぶ時、日を決め、待ち合わせの時間を決め、行く場所を決めて約束します。
何日、何時にここで遊ぶことが決まっていますので守って下さい、約束です。と言われてもはたしてそれは約束でしょうか?
約束ではなく命令になっていないか?
一方的に決められた約束は約束ではなく、命令ではないでしょうか。
そんな約束を守りたいでしょうか?
強制的に守らさせれて、破ると怒られる約束を子どもとしていないか。
子どもだからという理由にならない理由で話し合いを省略して親の都合のいい約束にしていないか。
そうやって約束は一方的に作られるものとして育っていくことで、ルールは与えられて、守るものだと教えこんでしまっているんじゃないか。
ルールは作るものではなく、作られたもので守るものという認識を子どものころから親が持たせてしまっているのではないか。
そんなことを考えると、約束を一緒に作るってことがとても大切なことだなと感じています。
子どもだから出来ないってことはないので、時間がかかったとしても約束を子どもと作るということをやっていこうと思います。
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