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映画:インターステラー

※ネタバレあり

ドラマ「Fallout」で制作総指揮を務めたジョナサン・ノーランに関連してという訳ではないのですが、少し前に同じくAmazon Primeで観た「インターステラー」の感想を書いていきたいと思います。

特に情報を入れずに観たので、別の恒星系に移住するディアスポラ+冒険物だと思っていて、移住先候補の惑星で色々なトラブルに巻き込まれて四苦八苦して、挙句には異星の巨大怪物が襲ってきて…なんて展開かなと。
まあ色々トラブルはあったし大きく間違ってはいないのですが、思っていたより硬派というか主軸は理論と人間関係だったなという感じで少し驚きました。
展開に対して狐につままれたように思った人も結構いるかもなぁと。

私自身は元々SF作品が好きで、小説を中心にスペースオペラから独自理論のハード系まで楽しんでいるという下地があるので、出てきた単語や考え方なんかはすんなりと受け入れることが出来たかなと思います。
愛は時空を超えるみたいな結末は、小説「ハイペリオン」4部作の後半である「エンディミオン」のアイネイアーの教えを思い出して、あの本棚の空間は「虚空界」だとか、親切な5次元人は「虎と熊」だなとか、知っている単語に置き換えて遊びながら映画を見終わりました。
ガルガンチュアの映像も綺麗だったなぁ。

あまりにも四角すぎるロボットだったり、「火星の人」の映画版(小説は読んでいるけど映画は未視聴)で孤独に過ごしていたマット・デイモンが、またしても異星で孤独だったりと、個人的に笑えるポイントもいくつかありました。
通信には「見て見て! ( . Y . )おっぱい!」って送っていたのかな。
性格的にはワトニーと反対(ワトニーは自分が生き残るために他人を陥れようとは思わない)のような気がするけど、こちらは火星どころかワームホールの先なので、そういう状況下だとまた違うのかも。

親切な5次元人の姿は映像には直接的な登場はせず、デウス・エクス・マキナとして裏からサポート。
2次元の紙を通り抜ける3次元のペンは2次元人からしたら「円」としてしか認識できないのと同様に、3次元人の私達には4次元以上は「時間の変化」や「重力の変化」という概念でしか認識できないのかなと思っています。
想像はできるし実際に存在しているけど、低次元からは全体が見えない。
なので5次元人を直接的に登場させなかったのは、この映画の姿勢としてすごい合っていたなと思いました。

あとはもうアン・ハサウェイが可愛すぎたので、途中で死んで退場しなくて良かったという小学生並みの感想を抱いたことを、書き残しておきたいと思います。
複数シーズンの海外ドラマとかも好きでよく見ますが、役者さんが好きって観るうえで大事だなっていつも感じますね。


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