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【映画】M3GAN/ミーガン

【あらすじ】

おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。

【感想】

映画鑑賞を趣味の一つに数えておきながら、今年に入って劇場に足を運んだのが本作が2度目という体たらく。
鑑賞本数も15本で1週間に1本も観れてない。

それでもコレだけは見逃すまいと楽しみにしていたのが『M3GAN』

『透明人間』『ハッピー・デス・デイ』などの怪作を生み出した制作会社のブラムハウスと、一昨年『マリグナント』という大傑作を産み出したジェームズ・ワンがタッグを組んだと聞いて、観ないわけにはいかないだろうと。

公開延期などはあったものの、予定通り劇場で観れて一安心。

感想はと言うと、、、うーん、、、期待しすぎてしまったかなぁ。。。

客観的に見れば、よくあるホラー映画の流れで、卒なくまとめ上げた90分。
ただ、ブラムハウスにもジェームズ・ワンにもそんなものは期待していなかった。

『透明人間』は名作『インビジブル』を現代風に大胆にアレンジし、新たな恐怖を演出してみせた怪作だったし、『マリグナント』はジャンルが目紛しく変化していき、最後は怒涛の伏線回収をするミステリへと変貌した傑作だった。
どちらも劇場で鑑賞し、僕はもう大興奮だった。

その興奮をもう一度味わいたくて、今回もニコニコと映画館へと足を運んだのだが、その期待は裏切られてしまったよ。悪い意味でね。

なんの捻りもなく、いまいち盛り上がりに欠ける脚本。
スプラッタ描写も中途半端。
そして何より予告編で見せたミーガンちゃんのダンスがホントにあの一瞬だけで終わってしまったことがショックだった。

ミーガンちゃんがユラユラ踊り狂いながら、凶器を振り回して人間をバッサバッサ切っていく爽快アクションシーンが観たかったのに!

ただ、主人公の子役ちゃんは素晴らしかった。
ミーガンちゃんから離れたくないと癇癪起こすシーンなんて憎たらしかったもんね。

どうやら、続編の制作が決定しているらしい。
本国ではかなりヒットしたようだね。

物語の締め方も、続編を意識させるような感じだったし、既に構想はあったのかも。

色々文句を言ってはみたものの、ミーガンというキャラはかなり好きなので、続編もきっと劇場に足を運ぶことでしょう。

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