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チームの目標が未達。責任は誰に何パーセントあると思いますか?

LIFE PEPPERの都所です。自責思考と他責思考について自分の考えを書きます。

読み進める前に、タイトルの「チーム目標未達。責任は誰に何パーセントあると思いますか?」という質問の回答を、自分の状況に当てはめて考えてみてください。

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(この図は吉田行宏さんの、成長マインドセットという書籍から引用しています。中古車買取のガリバーの創業役員であり、現在弊社の共同代表です。が、特に宣伝ではありません)

考えられましたか?

この問題に正解はありません。ただ自分の意見は以下です。

大きな事を成し遂げたい、周りに差をつけたい、成長したい、昇格したいなど、何かしら高みを目指してる人は、「自分に100%責任がある」と考えて仕事をするべき。

「会社で起きる全ての出来事は、自分の責任だ」と考えるべきだ、という事です。

部下の失敗も、上司の伝え忘れも、チームの売り上げ未達も、チームの雰囲気を悪くするメンバーの行動も、新規投資判断の失敗も、全てです。

100%自分の責任って暴論じゃね?

僕もTwitterをよく見ているので、このように書くと「うっ、、ってなる」「暴論だろ」「経営者のエゴだ」「心身の健康的には自責じゃない方がいい」など色んな反論があるのは知ってます。

個人的な見解ですが、そういった意見を受けても自分に責任があると考える自責思考が正しいと思っています。

自分もこの考え方に数年間は懐疑的でした。今、この話をしても、5〜10%くらいの人に強い共感をもらえますが、それ以外の人にはなかなか理解されない話題であると認識してます。

ただ、noteで書こうと思ったのは、前向きに仕事や人生に向き合っている人は、全員がこの考え方で行動をした方が良いと思うからです。

LIFE PEPPERでは行動指針に「自責100%」がある

自責思考をLIFE PEPPERでは全社の行動指針に入れており、「自責100%」と呼んでいます。自責100%とは、「物事1つに対して、自分に責任がある範囲を100%と考える」という意味です。


「自責100%?なんか、うっ、、、てなる」という方へ

その気持ち、僕も分かります。LIFE PEPPER入社当時からこの言葉は知っていましたが、自責100%がどんな状態か想像できませんでした。

自分の場合は「ベンチャーで頑張ったり経営者になるなら、自責100%でないとね。」というアドバイスを早々に貰い、3〜4年考えてきてやっと自信を持って自責100%になったと言えるようになりました。

「100%ってどう考えても他の人のミスなのに、責任取れって事?」という方へ

自責100%で誤解しないで頂きたい点がこちらです。自責100%は自分に全責任があると「考える」だけで、実際に責任を被る訳ではありません。

ただ、明らかに他の人のミスでも「自分に全責任があると考える」べきだと僕は思ってます。

会社で起きる全ての出来事を、自分の責任範囲だと考えるべき理由

理由は大きく2点です。

①自社の事業・組織の成長貢献度が高いから

会社の全ての出来事が自分の責任だと考える人が多い組織を想像してみてください。

誰かがミスをした時に
・何やってんだよという言葉は出る事がなく、全員がすぐに解決すべき問題だと捉える
・すぐに自分の失敗のように解決策を探し、実行する
・そもそもミスが起きづらい体制を作ろうと取り組む

このように自責思考の強い人でできたチームは、自主的に一人一人が良いと思うことに取り組み、自走します。

どんな組織でも自責思考が強い人はいますが、組織が大きくなるにつれて割合は低くなります。

しかし、自責100%の人が事業の成長にもたらす効果は、他の人より大きいと考えています。

②自分の成長速度が数倍に高まるから

自責100%で考える事は、自己成長の速度を格段に高めます。自責100%の人は自分の範囲か他の人の範囲か微妙なラインでも、自分が改善するという気持ちで行動をします。

いや正確に言えば、全然自分に与えられた役目でなくても、どう改善するか?を考えて、行動に移します。

一方他責思考が強い人は
・これは俺の業務範囲じゃないから関係ないと考える
・俺はちゃんと言ったのに!と、解決策を考えず、人のせいにして行動しない。

自分の仕事だけやれば良い、という考え方です。これでは成果も出づらく、周囲の評価も上がりづらくチャンスに恵まれづらくなります。

要は、自己成長機会を自分で減らしてしまっている状態ですが、自分も数年間これに気付いていませんでした。

自責100%で行動する人の方が、成長しやすい事は明白です。

「でもやっぱり、メンタル的には自責思考が強すぎない方がいいんじゃないか」という方へ

これも凄く分かる。よく分かるけど、自分は4年間で自責100%ができるようになったことで以前よりメンタルも安定して、不安な気持ちもほぼ皆無になって仕事ができている。それが何故かを紹介したい。

メンタル安定や不安感減少は、この2点が理由だと思う。

①思考がシンプルになる。
自責100%の人は、全ての出来事に「自分はどう解決・改善するか」だけをシンプルに考える習慣ができる。

一方他責思考が強い場合は、解決策や改善案を考える前に「これって私がやらなきゃいけないのかな。あなたのミスじゃん。」と、ネガティブな思考が入るので、若干毎回心が疲れる。

自責100%なら全部自分問題だから、問題に対して解決方法を考えるだけで済む。

②他の人がどれくらい自責思考が強いのかが見えるようになる。
自分が自責100%だと、周りの言動から「この人は自責思考強いな、この人は他責気味だな」と読み取れるようになります。

自分は人間関係のトラブルが一番心に悪影響だと思っているのですが、相手が自分のせいにしてきたり、チームの雰囲気を壊す発言をしていても、「あの人は少し他責思考が強いんだな。少し自分も嫌な気持ちになるけど、感情はいったん置いておいて、どうすれば彼が良い振る舞いをしてくれるようになるか考えて行動しよう」と考えられるようになります。

どっちの責任かと言い争う事がなくなるため、人間関係で悩む事は大幅に減ります。

もし仕事で悩んでいる事があったり、より成長したい、会社を大きくしたいと考えている人がいたら、自責100%になれるように取り組んでもらえたら嬉しいです。

FiNC社のKoideさんが書かれている自責100%についての記事もおすすめです。別の角度から、自責思考の重要性が書かれています。

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トドコロ/フルスタックなマーケ
@Todokoro1996
フルスタックマーケ。1人で幅広くマーケを回す技を紹介。フォローして頂いた方に「BtoBマーケ/海外マーケ/仕事術/業務効率化」のお役立ち情報を届けられるよう努力中。株式会社LIFE PEPPER執行役員。自社サイト改善し月リード0件から4年で200件。ベンチャー起業6年目。双子の父垢👶👶

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