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部活動とアスリート。

今回は最近始めたお仕事とそこから感じたことを綴ろうと思います。

1月に入り、職場の繋がりでとある高校サッカー部の朝練の部活指導に外部指導員として参画させていただくようになりました。

現在は毎週水曜日と木曜日に朝7:00-8:00の1時間の指導に携わらせていただいています。

このお仕事を始めた一番最初の心境は・・・

・フットサルのスキルを生徒達に落とし込みたい
・自分の経験を伝えたい
・好きな指導の仕事をしたい

このようなことを考えていました。実際に今もこの心境に変化はありません。生徒たちが僕の指導を受けて、それを吸収してくれて今後の選手生活に生かしてくれれば指導する者としてそれほど嬉しいものはありません。

実際に生徒達はレベルアップしているなと毎週実感しています。

当初の自分が考えていたスキルの落とし込みや、経験を伝えること、指導現場に立つことはクリアしました。とても充実しています。

しかしながら、

部活動に携わってからある問題点に気づくようになりました。部活動に携わる前からニュースなどで世間では問題になっていたので耳にしたことはありましたが、よりリアルで体感したのです。

それは、

”教員の働き方問題”

です。先ほども記しましたが、僕は週2回朝練に参画しています。
でも本来は平日の月〜金まであるとのことでした。
僕自身、朝練がある際は朝4:00起きです。教員はこれを毎日のように行なっている。
そして、朝練だけでなく教員としての通常授業が6時間目や7時間目まで。
補習があればもっと長時間。
さらに、夕方の通常部活。
その後に、職員会議や事務作業。
ちなみに土日は部活動の試合や公式戦が組み込まれます....。


え?休めているの?


と単純にそう思いました。業務量が多すぎるし、上記の業務量に加えて保護者や生徒との人間関係もあると考えるとストレスが計り知れないなと感じました。

問題は山積み。その中でも1番の問題はやはり顧問の先生の業務量。
顧問の先生の負担を少しでも軽減させてあげたい。
そう現場に出て思いました。

そこで一つアイディアが浮かびました。
サッカーに限らず他のスポーツでも、そのスポーツのアスリートが部活指導を今回の僕のように外部指導員としてしたらいいのではないか。
そしたら、教員の負担は減るし、アスリートのセカンドキャリアにもつながるかもしれない。
競技未経験の先生が運動部顧問になってしまう話も聞いたことあるし、そのような場合はアスリートが指導した方が生徒にとっても顧問の先生にとってもプラスなんじゃないか。
そう考えました。

早速Twitterでアウトプットしたら過去の自分のTwitter史上1番の反響が来ました。

たくさんの反響があって、たくさんの意見をいただきました。
・部活中に事故があったら誰が責任を取るのか?
・私立と公立だとそれぞれやり方が変わってきそう。
などなど。

その中でもアスリートを派遣する上で一番大きな問題と感じたのは財源でした。
アスリートに支払う給与や交通費はどこから発生するのか。その財源確保が一番鍵になってくると感じました。
(ちなみに部活顧問の先生は無償で部活指導しています。めちゃくちゃ大きな問題点。)

そこで、今からはこの財源確保の方法の提案を3つしたいと思います。
もしもっとこんな財源確保の方法があるよ!という方は是非教えてください。
将来僕はこの部活動の教員の働き方を変えたいと考えています。

1、保護者会から支援をいただく方法

各部活動では保護者会というものがあります。
(学校や部活動によるが・・・)
その保護者会に出資していただきアスリートに給与が支払われる方法です。
ただ、近年の不景気で保護者がお金をどこまで出資してくれるかは定かでないし、それなら無償でやってくれる教員でいい。という意見が必ず出てくると思います。

部活動に力を入れている学校やスポーツ専門コースなどがある学校には効果が見込めるし、試してみる価値はあるかもしれないですが。

2、企業がスポンサードする方法

これは現在の僕の外部指導の派遣形態です。
具体的な内容としては、一つの企業がアスリート派遣を事業として行い、その事業にスポンサーとして他の企業が出資して、そのお金がアスリートの給与となる方法です。

この仕組みにはデメリットがあって、スポンサーさんが撤退すると財源が0になります。当たり前のことですが、スポンサーさんが毎年必ず出資してくれるなんていう保障はないし、継続して出資してくれるなんて決まりきったことはないです。

ただ、このスポンサード方法に似ている形でクラウドファンディングなどの方法はありかなと考えています。
部活動問題に関して多くの人が苦悩しているので多くの共感を得られるはずです。一時的に財源を確保する手段として可能性はあると思います。

3、生徒がマネタイズする方法

これはスポンサーを集う2番の方法に似ているのですが、出資依頼する人が変わります。2番の方法では企業がスポンサーさんを集っていましたが、今回は生徒がスポンサーを集う活動をして資金を集める方法です。

部活動はいわゆる教育現場です。生徒が営業活動をしてスポンサーを集める。そして自分たちの環境を良くしていくという流れがあってもいいのではないかと考えました。

また、企業ではなく生徒がそのような活動をすることでスポンサーさんへのリターンも作りやすいかなと思います。
例として、飲食店とスポンサー契約してそのリターンとして生徒が週に2回店舗清掃や広告チラシの配布活動、祝勝会などのイベントをその飲食店で開催するなどができるかと思います。

生徒が上記のような活動をすることで、部活動という教育現場から学べることが増えるのではないでしょうか。

ただ誰が上記を管理するのかが問題です。管理者が結局教員になってしまうと本末転倒です。クリアするためにはやはり企業が間を挟む必要があるかもしれません。


正直まだまだいいアイディアが浮かびません。
3つ提案したものの正直しっくりとは来ていません。
先ほども述べましたが将来僕はアスリートが部活動という教育現場で活躍できるような仕組みを作りたい。
そして、お互いにとってwin-winになるような環境を作りたいです。
いいアイディアがある方やすでに実践している方がいれば是非ご連絡いただきたいです。
また、今回のnoteを読んで応援したいと思っていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

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