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対話の一歩目

対話は“聴く”からはじまる。

つまり、相手のことば、感情、表情、所作を受け止めるところからはじまるのだと、常々書いてきました。要するに、受け止める技術なんです。できるだけ偏りがなく、先入観は捨てて、それそのままのものとしてキャッチすることを心がける。それがわたしのコミュニケーションの基本です。そこが起点となり、ようやく一歩目に進める。

その一歩目となるのが“反応”です。相手のことば、感情、表情、所作を受け止めた後に起こす動き。反応とは、リアクション(reaction)。接頭辞のre(再び、戻す)+action(動作)。相手のアクションを受けたアクションなので、決して受動的なものではなく、能動的な行為とも言えます。ある意味、“反応”は自己表現なのです。

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「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。