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コミュニケーション格差

良き対話ができると、コンディションが調います。

わたしは、仕事でのインタビューやライフワークとしての日々いろんな人と対話をしています。手前味噌で恐縮ですが、対話を終えた後に「嶋津さんとお話すると、その後一週間くらい調子がいいんです」と言ってもらえることがよくあります。ダイアログ・デザイナーとしての冥利に尽きます。

良き対話は、頭の整理だけでなく、こころの整理、さらには身体の整理を促します。それはわたしにとっても同じことで、良き対話は相互効果ですから、わたしのコンディションも調います。そうやって、互いを癒し、時に刺激し合って、高めてゆく力が対話にはあります。

詳しいお話はこちらをお読みください(「対話は循環」の項)。

さて、ここからが本題ですが、世の中を見渡してみるとコンディションが悪い人がたくさんいます。

誰であれコンディションに波はありますし、その原因となる問題は人それぞれですから仕方のないことではあるのですが、その治癒法の一つである「対話」を習得していれば危機的なダメージは避けることができるのではないかと思うのです。しかし、それができないわけですね。

そもそもの問題は、対話以前に「話を聴いてもらえないこと」にあります。慢性的にコンディションが悪い人の多くは、話を聴いてもらえていない。

ここからはセンシティブな内容ですので、マガジンメンバーのみなさまだけ進んでいただければと思います。

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「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。