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ダイアローグ・ジャーニー

毎日のように誰かにインタビューをしている。

対話を通して、新しいものを獲得していく。それは、川縁でお気に入りの石を拾っていくような感覚で。それを手にして、二人で磨いていく。もう一度地面に戻すこともあるし、ポケットの中に入れることもある。持ち帰って部屋で一人になった時に、ポケットの石を机の上に並べて夜な夜な磨く。孤独な作業。これがとにかく好き。

その人を介して、遠い世界に飛ぶイメージ。本も同じ。そこに書かれた文章を触媒に、異次元にワープする。つまりは「どこでもドア」。インタビューの場合は、話し相手と一緒に旅ができるから楽しい。「わたし」と「あなた」が手を取り合って、いろんな世界を飛び回る。ダイアローグ・ジャーニー。

今日、オンラインCafeBarDonnaでみくりや佐代子さんにインタビューをした。一つずつ扉を開いていって、「創作」に関する深い部分に辿り着けた。「創作」に関する感度が高い彼女だから、あっという間に深く潜ることができた。重なり合う感性の領域が大きいメンバーが集まり、一緒になって空気をつくってくれたのも大きな要因だと思う。いろんな話に移り変わって、その度に、新しい石をポケットに入れる(この日のことはまた改めて文章に書き残す)。

明日は、池松潤さんにインタビューをする。「情報評価・経済社会」のお話について、そして未来のお話を少し。一人語りが上手な人もいる。でも、インタビューは話し相手からの影響を受けながら積み上げていく。問いの投げかけ方次第で、話者は多彩に輝く。「一人で講演してもらった方がよかったじゃん」と思われてしまわないよう(特にお話が上手な人だからね)。池松さんの魅力を引き出せたらうれしい。

28日はcotreeのひらやまさんにオンラインでインタビューをする。「対話」について、「場」について、「カウンセリング」についてを聴くつもり。ひらやまさんには聴きたいことがたくさんある。実は会うこともはじめてなのだけど。インタビュー前はあらかじめ質問をいくつか用意する。どういう言葉(問い)を置くのかで、波は変わっていくから。深く潜れることのできる糸口を掴んで、そろりそろりと引き寄せる。舵取りは素敵な共同作業。

今書いたのはnoteで出会った人。その間にも、様々な職種の、ユニークな方々からお話を聴くことになっていて。それが、楽しみで、楽しみで。

分断されたボーダーに橋を架けて、いろんな人にインタビューがしたい。一緒に話した「あなた」とダイアローグ・ジャーニーをする。うまくいくかどうかわからないけれど、やってみる価値はある。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。