勝手にサザンNIGHT2019レポ
超盛り上がった。
昨年の『勝手にサザンDAY』に引き続き、アートディレクターの千原徹也さん主催のサザンオールスターズをトリビュートしたDJイベント『勝手にサザンNIGHT』。41年前、サザンオールスターズが『勝手にシンドバッド』でデビューした6月25日に開催された。
会場は銀座のPLUSTOKYO。オープニングから熱気に満ちたフロア。子どもから大人までサザンで踊り、サザンを口ずさむ。
FPM田中知之
今まで聴き馴染んでいるサザンが、田中さんのプレイによって響き方が新しく生まれ変わる。カッコいいものがさらにカッコよく、切ないものがさらに切なく、そして、しおらしいものが渋いものへ。うれしい選曲と希望に満ちたストーリー。
DJってすごい。曲の新しい楽しみ方を提示してくれる。
DJダイノジ
音楽とパフォーマンスのエンターテイメント。
パンパンのフロアが揺れていた。
何より、絵になる。
サザンとDJダイノジが掛け合わされて、楽しさ爆発。そう、もうこれは〝爆発〟が一番ぴったりの言葉だと思う。
チャラン・ポ・ランタンももちゃん
ももちゃんの歌うサザン。
みんな聴き入る。
サザンとももちゃんの組み合わせがいい。もともと持っているサザンのかわいくて、おもしろくて、熱いポテンシャルと、ももちゃんのパーソナリティは親和性が高いのかもしれない。ずっと聴いていたい。
それから、千原さんも「かわいくて、おもしろくて、熱い」。この二人が並ぶと、自然と頬が緩む。
DJやついいちろう
やついさんのDJ姿ってクールで。
そのクールさでフロアを沸かせるので、コントをしている時の表情とはまた違った魅力がある。これ不思議。
会場を一つにさせてしまう。
千原徹也
サザンのシングル曲しか知らない人にも、深い深いファンまでも、心遣いが行き届いた愛の詰まった選曲。
曲を重ねていけばいくほど愛が出ることを知る。
サザンオールスターズ。
こんなに幅広い世代の人に愛されているアーティストっていない。どれだけ有名なアーティストでも、「国民が20曲30曲を自然と耳にして育ってきた」という状況はつくることは難しい。
現存するアーティストでは唯一じゃないだろうか。
「だからサザン以外で、老若男女が集まる〝アーティスト縛り〟のイベントするのって意外と難しいんですよ」
千原さんはそう言った。
確かにそうだ。改めて、サザンの偉大さを思い知った。
こんな楽しい場所はない。
〝千原徹也〟というプラットフォームにサザン好きが集まる。クリエイターもアーティストも企業さんも友達も。サザンを通してみんなが繋がる。
また、みんなと会いたい。
そう思った最高の夜。