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洞察と鑑賞

文章を書くことにおいても、ことばを話すことにおいても、感受する力は大切です。受け取った内容によって、紡がれる形は変わります。わたしが「観る」や「聴く」に重点を置きながら、文章を書いてきた一つの理由です。受け取り方の豊かさが、思考を深め、表現を洗練させる。それは「対話」的なコミュニケーションです。

いかに豊かに感受できるか。目の前の光景をおもしろがれるか。独創性のある解釈ができるか。それは、その人の五感に刺激を与え、表現に影響を与えます。外の世界(他者)と対話しながら、同時に内の世界(自己)と対話する。同時に起こる二つの対話には、強い結びつきがあります。

今回は、そんな感受する力のお話。

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1,330字

「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 対話のこと、文章のこと、考えるということ。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。