見出し画像

きゆかさんの企画へ「仕組み」を勝手に考えてみた

今朝、こんな記事を見ました。

「聞いてよ20歳」というコンテストを主催したきゆかさんが、20歳にの人に参加作品の感想レポートを募るそうだ。レポートを書いてくれた人にはきゆかさんから500円のサポートが届く。

素敵、アグレッシブ。ただ、これではなかなかレポートを送りにくい。だって、一気に100人からレポートが届けば、きゆかさんの支出は50,000円になる。まぁ、そうはならないのだけど、「そうなる可能性がある」ということが一瞬頭によぎれば、レポートを書きにくい。何より「そこまでして500円がほしいのか?と思われるんじゃないか」という不安がある。もちろん、そんなこと誰も思わないのだけど。ここに必要なのは「気持ち良くレポートを書いてもらう仕組み」のデザインである。

例えば、これが企業プロモーション内のプロジェクトであれば、誰もが企画に参加しやすい。ブランドは概念であり、個人の顔が見えないからだ。これが個人のプロジェクトになった瞬間、「21歳のきゆか」というパーソナルな情報が良くも悪くも全面的に出てくる。

これを解決するには、お金の流れを明確にすることである。例えば「サポート額が〇〇円あるので、先着〇〇人分に送ります」という情報の開示。これで安心できる。ただ、建設的な発想の素敵な試みであるし、これはきゆかさん自身のプロモーションにしていかねばならないので、スケールを徐々に大きくしながら継続的に成長させていく必要がある。

整理しよう。

上記のきゆかさんの企画は、「20歳に聞いてほしい文章」を実際に20歳の人に届けることである。その本質的な利点は上の世代と下の世代にマッチングにある。異なる世代間に存在する谷に橋を架けることで価値を生み出す。

ただ、今のデザインは「上の世代の言葉が下の世代に届く」という面しか押し出せていない。「マッチング」をわかりやすく提示してあげれば、上の世代(既存のnoteユーザー)にも良い影響が生まれることに気付きやすくなる。

例えば、「20歳の感性」から感想をもらえることは、それだけで価値がある。多くのnoteユーザーは、文章を鍛錬したオトナからしか感想をもらえない(フィードバックを含む)。瑞々しい感性から届く言葉は、書き手にとって数値化できない栄養となる。

もしかしたら、そこで「読む」「書く」という文章上の交流が生まれるかもしれない。お互いの優れた要素(経験・感性)を交換し合うことで、両者が倍速で飛躍できる可能性がある。

その利点を、20歳とオトナの両方に言語化して提示してあげることが重要だ。

そこで思いついた仕組みは「広告」だ。

きゆかさんの記事には、20代の若い世代の人がアクセスする。そこに広告記事を募集する。きゆかさんは毎日noteを更新し、記事の最後に広告枠を買った人の記事を掲載する。そこにきゆかさん自身の感想が添えられているとなお良い。例えば、7日間で3000円などで売り出せば、広告主の記事(毎日変えたとして)は7種類、きゆかさんの記事で紹介されることになる。

きゆかさんは、「この広告による利益を、20歳の感想レポート500円に回す」と明記すれば良い。広告主は「きゆかさんを応援する」という大義名分ができるので、3000円のサポートを送りやすい(手数料を抜いた6人分のサポートになる)。余るようならば、「第二回聞いてよ20歳」というコンテストの賞金にしてしまえば良い。重要な点は、支払うお金(あるいは支払われるお金)の行先を明瞭にすることだ。心地良さはここから生まれる。

感想レポートが届くほど、20代の子も広告主もきゆかさんも全員がハッピーになる。

とても良い案なので、僕もやってみる。

7日間で3000円の広告枠を販売する。僕は毎日更新をしている(100日以上続けている)ので、広告主の記事が7回掲載されることなる。紹介した記事にはコメントを僕が添える。3000円の売上の内、半分の1500円をきゆかさんにサポートする(手数料で2人分の金額になる)。

残りの半分は、とある企画の賞金に回す予定だ。僕はシンガーソングライターの広沢タダシさんの「レコメンド・スピーカー」である。〝レコメンド・スピーカー〟の意味がわからない人は、下記の記事を読んでほしい。

広沢さんは今月11日にアーティスト活動20周年を記念した『Night Songs』というアルバムをリリースする。その中で、水面下で進めているプロジェクトがある。ざっくり言えば、「文章によるコンテスト」になるのだが、その賞金へと回したい。これで、僕もハッピーだし、きゆかさんもハッピーだ。

きゆかさんは、そんな「僕」のような存在を募集すれば良い。つまり、広告枠を募集する「きゆかサポーター」を。

こんなこと言うとあれだけど、僕のフォロワーは質が良い。素敵なオトナが記事を読んでくれている。ここで紹介できれば、何かしらのプラスになると思う。

※広告主希望の人はサポートより先にDMください。文章のムードなどを含めて、お互いに納得した上で、プロジェクトをはじめましょう。

▼きゆかさんがやるべきこと▼

・この企画を通して20歳、オトナ、両方の利点を言語化すること
・広告主を募集すること
・フランチャイズ広告掲載「きゆかサポーター」を募集すること

頼まれもしないのに、勝手にこんなアイデアを考えた。広告の希望なんて一人も出てこないかもしれない。でも、思いついたのだからやってみたい。良い企画は継続的に続けてほしいし、みんなが笑顔になれるような仕組みをつくりたい。それが僕の本心だ。






「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。