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【フリーランス/個人事業主向け】コロナで収入が減っていない理由①

フリーランス2年目の石田です。

九州を中心にスポーツトレーナー、鍼灸師、組織マネジメント、コンサルなどの仕事をしています。

新型コロナウイルスの感染拡大で様々な影響が出ています。

学校は休校
各イベントは中止、延期
飲食店の営業時間短縮、臨時休業
etc...

数え切れないほどの影響が出ています。

そして僕たちフリーランス、個人事業主は多くの方々が収入が減っています。


そもそもフリーランスや個人事業主はミニマムなビジネスを展開していることが多く、資金的な体力でが大きくありません。
プログラマーさんやブロガーさんなどオンライン上での仕事が多い方はさておき、スポーツトレーナーのようなオフラインでの仕事が中心な場合、今回の自粛ムードで大打撃を受けたはずです。

日本人の心境としては人と接触することを出来るだけ避けたいですし、世帯収入が減っているのでトレーニングやケアに使っていたお金(固定費)は出来るだけ省こうとするのが普通です。

トレーナーや美容師などの仕事をされている方にはかなり厳しい状況です。

しかし

僕は収入が減っていません。

むしろ3月より4月の収入の方が高いです。

これは自慢でも何でもありません。
コロナの終息までかなりの時間を要するはずです。
ただただ自宅で待っているだけでは時間が勿体無いです。

この現状を受け止め、次のステップへと進む方々に参考となれば幸いです。


1.コロナで収入が減っていない理由

結論からいいます。

「ポートフォリを組んでいるから」

です。

「それだけかよ」
と思った方いると思いますが最後までに読んでください。

まずは「ポートフォリ」という言葉の意味を説明します。

ポートフォリオ(英語:portfolio)とは、安全資産と危険資産の最適保有率のことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

もう少し広い意味で捉えることもできるのですが、ここでは金融上でのポートフォリオを記載しています。

簡単に言うと

「どの株式をそれぞれいくつずつ保有しようか」

みたいな感じです。

A銘柄を100株
B銘柄を50株
C銘柄を200株

これを

「ポートフォリオを組む」

と言います。
分散させてどこかの株が暴落しても損しなようにしよう的なやつです。

「なるほど!ということはトレーナー現場/パーソナルを何件が持てばいいってことか」

と思った方。

危険です。
その考え方が今回収入減少に繋がったと思ってください。

そのような仕事の仕方は本当の意味でポートフォリオを組めていません。

ここから僕が意識している「本質的なポートフォリオ」について2つ説明します。


2.【異なる市場を狙う】事業ポートフォリオ

1つ目は「事業ポートフォリオ」です。
先程も言いましたがトレーナー現場をいくつか持つという意味ではありません。

【間違った事業ポートフォリオ】
大学サッカーチーム トレーナー
高校野球選手パーソナル
鍼灸整骨院勤務(週2)
etc...

よくある間違った事業ポートフォリオです。

この組み方は弱いです。

なぜなら
市場が隣り合わせ/類似しているから。

この組み方では一気に潰れてしまう可能性があります。
今回のような新型コロナウイルスにはとても対抗できません。

自身のなくなった事業を見つめてください。
似たような市場の事業がなくなっていませんか?

僕は現在複数の事業を持っています。

【toC】
一般向けパーソナル
陸上選手パーソナル
フリーランス向けコンサル

【toB】
大学陸上部トレーナー
アスリート専門ジム
スポーツ整形鍼灸師
組織マネジメント
戦略コンサル
etc...

ザッとこんな感じです。

さあ、この事業内容を見て何か思いましたか?

皆さんに気づいて欲しいのは

様々な事業を手掛けている

ではなく、

様々な市場を狙っている

と言うことです。

これが学生時代から意識している《事業ポートフォリオ》です。

異なる市場で事業を組み収入を得ています。

この組み方によりコロナの影響を分散させることができます。

僕もオフラインでの仕事はなくなりました。

上記で言うと
「一般向けパーソナル」
「陸上選手パーソナル」
「大学陸上部トレーナー」
です。

これで15万程度マイナスです。

ただ僕は収入が減っていません。
むしろ4月は上がっています。

その理由がこれです。

1つの市場から収入を得るのはとてもリスクです。

何度も言うようにコロナでオフラインでの仕事は継続しにくい状況になっています。
各企業も各個人もキャッシュフローが悪いので固定費を削減します。

人間は本能的に生理的な欲求や安全に生活できる欲求を満たします
となればパーソナルトレーニングは優先順位として低めなので斬られます。

今の世の中は昔と違いサービスが溢れています。
「買い手」よりも「売り手」が多い状態です。

スポーツトレーナー(メディカルやボディメイクなど全てを含む)なんて日本だけでも数万人います。

買い手も選びたい放題です。

なので1つの市場で戦って行くのは圧倒的不利です。


こう言う考え方をすると
「中途半端」
と言われることがあります。

それは違います。
様々な事業を手掛けても必ず120%の労力を費やします。

パーソナル40%
コンサル30%
マネジメント30%

なぜ100%を振っていく計算になるのかわかりません。
そもそも労力はできません。
だったらこんな正確な数字出しても無意味です。

パーソナル120%
コンサル120%
マネジメント120%

これです。
常に全力です。


3.まとめ

今回は事業ポートフォリオについてお話しました。

《似たような事業を持つ》

のではなく、

《市場が異なる事業を持つ》

これがコロナによる収入減少がない要因だと考えています。

ただここで鋭い方は気付くはずです。
いくら異なると言っても市場が類似してしまうことに。
今回なくなったパーソナルや帯同などは類似しています。

しかし類似しているであろうアスリート専門ジムやスポーツ整形鍼灸師はなくなっていません。


その理由は僕がもう一つ意識している

【地域ポートフォリオ】

を組んでいるからです。

次回はこのことについてお話します。
ご興味がある方は是非ご覧頂ければと思います。

4/10(金)に公開します!!!!

Athletics Innovator's Community代表 |アスリートが競技に集中できる環境を作ります。