個人が稼ぐ時代と言われているが実際に何をすればいいのか?

国や会社が個人を守ることを放棄しはじめましたが、個人で稼ぐ時代はもう何年も前から言われていることかと思います。勉強熱心な方であれば、どうすれば個人で稼ぐことができるか、ということの情報収集を頻繁にされているのではないでしょうか。

ただ、この「個人で稼ぐ」ということが語られる場合、多くの着地点は「発信者が売りたいビジネスモデルの宣伝」になっているパターンが非常に多いですよね。

僕もそのパターンにしっかりと乗り、何百万円も出してきたという過去があります。今も気を引き締めないと思わず散財しそうになります。それぐらい広告というか、人を動かす技術というものは影響が大きいものですね。

では、そういった広告に投資をする(つもりでお金を出す)前にできることをお伝えしたいな、と思います。


ここでまず抑えておきたいのが、個人で稼ぐうえで圧倒的に不足しているのは

資本
信用
実績

です。この3つは企業(大手、中小問わず)が個人よりもずば抜けて持っているものです。この3つが必要なところで、個人としては戦ってはいけません。負けるに決まってます。

では、企業よりも個人が持っているものは何のか?

それは

ユニークな「体験価値」
共感できる「感情価値」

の2つです。

これは企業でもうまく提供しているところもあります。その会社の起業ストーリーや商品開発ストーリーなどをうまく伝えることで価値を感じてもらう、という手法ですね。

ただ、会社や商品となると「人間」として共感しにくくなるため、個別具体的な人間にスポットを当てた体験や感情に関する価値の方が、一般的には共感しやすいのではないでしょうか。


ビジネスモデルをめちゃくちゃ簡単にいうと「だれに、なにを、どうやって販売するのか」ということなんですが、このモデルの土台になっているのが「なぜ販売するのか」ということです。

この、「ビジネスをする理由」に体験価値と感情価値が絡んできます。

自分の抱える問題があり、それを解決するために行動し(体験価値)、実際にやってみて感じたこと(感情価値)がある。

これを同じ問題を抱えた人にも提供したい、という理由こそが、個人が稼ぐ時代で必要となります。

なので、いま会社員であろうと、フリーランスであろうと、どんな時代になっても安定した生き方をしたいのであれば、この体験価値と感情価値に基づく「ビジネスをする理由」というものを明確にしていく必要があるのです。

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