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可処分時間

2021年1月8日
【可処分時間】
(オンラインサロン記事より https://note.com/ryota_tsumu_m29/circle?)

おはようございます。
先程、新聞勧誘が自宅に来ていい感じに寝てた娘が起きてしまったやまぐちです。
#そんなんだから訪問販売は嫌われる

昨日の記事が遅くなってしまいすいません!
#許して
#歯医者と格闘してた

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可処分時間
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人が食事や睡眠、仕事といった生活に必要な時間以外に自由に使える時間のこと。
あらゆるサービス提供者はこの時間の奪い合いです。

前職(薬局)で僕はリクルーティング担当をしていました。
学生に社の魅力を伝え、インターンに呼び、就職意志を持ってもらう活動です。

前職は、業界的には少し有名でしたが、大手ではないので学生の認知度は極めて低い。
店舗数も大阪と兵庫で7店舗のみ。中小というより、まだ小の規模。

ただ新卒採用には精力的で、僕がリクルーティング担当していた年の新卒採用目標数は10名でした。
#1,100店舗持つ大手で
#新卒採用は300名程度
#7店舗で10名の採用がどれほどかこれでわかってもらえるかな

知名度はないが、薬局としてのパフォーマンスは高かった。
そこで社の学生へのアプローチは、
「一度来てもらった魅力がわかる」
というアプローチ。

つまり、なんとかして学生を呼び込んでしまえば、ある程度は勝てるというもの。

しかし、この「なんとかして呼び込む」が難しくて。。。

ちょっと聞きますが、皆さんは薬局の名前をいくつ言えますか??

スギ薬局、ココカラファイン、マツモトキヨシ、、、
ほかは?
#なんなら
#これらはドラッグストア
#薬局もやってるけど

薬局就職希望の学生、つまり薬学生に聞くとどうか?
ほとんど変わらない返答です。

追加で、アイン薬局、クオール、日本調剤かな?
あとは地域で強い大手
#阪神調剤
#名前の通り関西で多い

薬学生も就職が近づき、マイナビをなどをみてこの辺の薬局の名前を知る程度。
大手でさえそんな感じなので、大阪兵庫で7店舗のうちは知名度なんてかけらもないんです。

さてさてどうしたものか。。。

いろいろな打ち手を出していきましたが、2020年度採用はたぶんに漏れずコロナの影響を受けました。

知名度のうちは学生との接点を取るために、小さな就職説明会にも足繁く通っていましたが、軒並み延期や中止。
困りましたね。

そこで出た案が「YouTube」を始めとしたSNS戦略です。

コロナ前から、僕はYouTubeをしようと言っていました。
やるなら今だと。
でも会議で「もうちょっと先でときが来たらね」って感じで流されました。
が、もうちょっと先は一瞬にして来ました、コロナによって。

もうね、当たり前ですけど、うちみたいなのがSNS戦略を考えるんですから、全国どこでも同じ動きですよ。
#僕が言ったときにせっせとやればよかったのに

そこで何が起こったか。
まぁあまり響かないんですよね。
でも仕方ない。
他に打ち手が思い浮かばいなら、できることをやる。
僕も全力で写真やら動画やら作りました。

そんなおり、ある会議で「おいおい違うぜ」ってことを他のメンバーがやっていました。

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採用SNSのライバルは誰か?
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あるメンバーが同じようにSNS戦略をやる薬局や、薬剤師の動画を見て情報をまとめていました。
彼らの内容はこういうものが多いから、うちはうちの個性を出してここで攻めようと。

いやちょっと待って。
もちろんそれも必要なんだけど、それ以上にやらないといいけないのが、SNSを見る人は「何を見ているのか?」をおさえようよ。

YouTubeを開くとそこには何がありますか?
HIKAKINやはじめ社長、東海オンエアやフィッシャーズです。
YouTubeで戦うとは、彼らと戦うということです。
同じYouTubeというプラットフォームを使うなら、そこにいる全員がライバル。

薬局PR動画がHIKAKINに勝る面白さを出せるか?
薬局企画動画が、東海オンエア以上の企画力を出せるか?

無理ですね。
僕は勝負にならないと思うし、してはいけないと思う。
#兵法
#最善手は戦わない

そこをライバルにしてはいけいない。
ならYouTubeやSNSはどう使うか?
僕はあくまでそこはアーカイブの場所として使う。

他のスタッフがHIKAKINがライバルと気が付かなかったのは、可処分時間のことを理解していないからだと思う。
僕らは、リクルーティング担当なので、仕事で「どうやって学生にアプローチするか?」ばかり考えています。
つまり、可処分時間を使っているんじゃなく、仕事時間を使っています。

でも、提供する動画は、学生の可処分時間に見てもらうものになります。
視点が違いすぎて、全然的はずれなんですね。

こういった可処分時間、その時間帯のライバルは誰か?ということをおさえないと、サービスを届けることはできない。

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