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「働く」の時間論①

DX化という言葉がここ数年のトレンドになっています。停滞した日本経済を活気づいたものにするためには、ビジネスモデルをデジタルで転換していかなくてはならない、というのがざっくりとした論調です。
DXのためには、まず今の仕事を変えていかなくてはいけない。例えば手書きをしているものをパソコンに入力するとか。どこでも仕事ができるようにパソコンを持ち運びできるようにするとか。DX、デジタルトランスフォーメーションというと、なにかとてもすごいことをのような感じもしますが、前提にあるのは業務の効率化というとても地味なものになります。

自分は普段は事務用品を販売する会社で営業をしています。そのなかでも自分はITツールをメインに売っていて、お客さんが導入でつまずかないように使い方まで教えています。このサポートを通してやっているのが、まさに「業務を効率化する」というところにつながっています。

今まで1日に1時間かかっていたことが1分でできるようになる。そのことはとても素晴らしいことです。だって無駄に残業していた時間が減るしね。そうやって仕事が楽になったと喜んでもらったことも何度もあります。けれど、「働いているときの時間」って一体なんでしょうか。日本が再び世界に返り咲くために必要とされている業務の効率化、そのこと自体は否定しませんが、そもそも業務をしている、働いているときの時間というものに対しての考えがまだまだないように思います。

何回かかるかわからないし、まとめきれていないので断片的になりますが、これから自分が考えている「働く」という行為のなかでの時間論を連載していこうと思います。


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