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好きなものを思う存分に楽しめる人生を

学生時代に趣味を聞かれたときに「読書です」と答えると「真面目なんだね」と、よく返ってきた。読書は真面目な人がするものと考える人は多いのかもしれないし、地味で暗いイメージを持っている人も多い。僕の周りには読書をしている人がたくさんいたため、真面目とか、地味で暗いイメージはなかった。

読書は誰かの人生を読めたり、知らない知識を得たり、物語の世界観に惹かれるなど、たくさんの恩恵がある。小さい頃にこの恩恵に気づくことができて良かったと心から思う。

自身が窮地に立たされたときに、いつも思い出すのは物語の主人公である。物語には窮地に立たされる場面が多い。ルフィは最後は必ず勝つけれど、強敵に1回は敗れるし、ハイキュー!!は挫折から這い上がるものたちの物語である。現実世界も物語の世界も勝つだけではなく、挫折を味わう機会のほうが多く、挫折を乗り越えたものだけに栄光が訪れる。挫折を経験しないものに、ドラマはないと思うほどにだ。

加えて読書は、未知の言葉との出会いを作ってくれる。知らない言葉と出会うたびに、意味を調べて、語彙力を増やしていく。これは自分の感覚だけれど、読書好きには語彙力が多いような気がする。だから、僕は人にどんな本が好きかを聞くのが好きだ。好きな本にはその人が大切にしている価値観が隠されているし、そういう本があるんだと発見もある。

小学生のときにハマった「ダレン・シャン」、中学のときにハマった山田悠介や乙一、伊坂幸太郎。高校のときは江國香織や村山由佳、吉本ばななにハマった。そのほかにも好きな作家や漫画家は挙げればキリがないのだけれど、学生時代に出会った物書きたちの物語がいまの自分を形成しているといっても過言ではない。ときに笑い、ときに泣き、ときに怒りを覚える物語を読むのが大好きだ。

どんなものでも言えるけれど、読書をする人は真面目なのではなく、ただ好きなものを思う存分に楽しんでいるだけである。好きなものがあるから頑張ろうと思える人は多いのではないだろうか。僕はこれから先も、好きな読書を楽しんでいたい。新しい本との出会いにワクワクしているし、ずっと愛読している好きな本を大切にしていきたい。

あなたの好きな本はなんですか?

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