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泣きたいときは思う存分泣けばいいし、都合のいいことだけ信じればいいよ

泣きたい時は思う存分泣けばいいのに、見栄ってやつがいつも邪魔をする。涙のせいで前が見えなくなるなんて、前向きになるつもりもさらさらないくせに、強がってしまう弱い人間。泣いたらいいよ。無理に笑わなくていいよ。「こんな自分がだめ」って否定的な自分すら否定してしまって落ちるところまで落ちてしまえばいいよ。

辛いときは人の話なんて聞かなくていいよ。そのかわり自分の辛さを誰かに思う存分伝えればいいよ。悲劇のヒロインになってこの世界に絶望してしまえよ。人の痛みなんて人には理解できないんだし、唯一無二の痛みとして捉えてしまえばいいよ。悪いのは自分だから肯定されなくていいよ、なんて嘘だよ。話を聞いてくれた人にはいつまでも味方でいてほしいのってのが本音だよ。

酒を浴びるほど飲めばいいよ。酒で記憶を失ったときに、嫌な思い出ごと消えてくれればいいよ。なんて言っても消えないのが嫌な思い出で、消えちゃうのはいつだって楽しい思い出ばかりだよ。だから、不都合に全部蓋をして、都合のいいことだけを盲目的に信じればいいよ。

落ちたら這い上がるだけなんてわかってるよ。でも、這い上がれるタイミングが不明確だから落ちるに落ちれないんだよ。辛くても生きていくしかないよ。時間は勝手に過ぎてくよ。知ってるよ、分かってるよ、雨がすべてを洗い流せばいいのに、それすらも叶わないから傲慢なポジティブで更にネガティブが加速するよ。

笑ってたいの。楽しんでたいの。ただそれだけの願いがやけに遠くて。絶望に飽き飽きして、希望にわくわくして、掴みかけてた明るい未来はすぐにどこか遥か彼方へ飛んでしまうから時折嫌になっちゃうね、ほんと。ああやだ馬鹿馬鹿、思い通りにならないものなんて全部大嫌いだよ。

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