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泣きながらでも前に進んでいくしかない

2019年にベーチェット病という難病にかかって、いまもずっと治療中なのだけれど、ここ最近難病の調子がすこしだけ悪い。難病にかかって、両目ともに白内障になった。左目に関しては、緑内障にもかかったため、たとえ難病が落ち着いたとしても、これから死ぬまでずっと通院生活を免れなくなった。

目が痛くなって、それに伴う頭痛がずっと続いている。目が見えづらい生活はもう慣れたと思っていた。もちろん普段は気にしないのだけれど、調子が悪い日はどうしてもメンタルが弱ってしまう。いちいち落ちてしまう自分がめんどくさいと思う一方で、難病にかかっても一生懸命生きている自分は偉い。ほかの人がもし同じ病気になったとしたら、僕と同じようにメンタルが不安定になるよと自分を勇気づけられる日もある。

来年の2月に東京に行くと決めた。いまは準備期間にあたるため、もっと仕事を頑張る必要があるのだ。新しい仕事を果敢に取りに行く必要がある時期で、無駄な時間を過ごしている時間はない。このままではダメだという焦りはあって、その焦りを味方につけるためにずっと模索し続けている。

頑張りどきに頑張れない人は、何をやってもダメだ。人生には頑張る時期と休んでいい時期があって、いまの自分は頑張らなければならない時期に突入している。チャンスは前髪に現れていると言うのに、肝心の調がついてこない。それがずっともどかしくて、モヤモヤし続けている。

難病を恨んだ日は何日もあるし、これから先も恨んでしまう日はたくさんあるのかもしれない。いや、きっとあるだろう。どうして自分が難病になったんだとか、目がちゃんと見えたらもっとできることがあるのにと、涙を流してしまうにちがいない。とはいえ、誰かが難病を代わってくれるわけでもないし、自分は難病になったという運命をこれから先もずっと背負って生きていく必要がある。

うまく折り合いがつけられない日もあるけれど、すこしでもはやく前を向けるように、自分なりに工夫して生きていきたい。苦しい日々ばかりではなく、楽しい日もちゃんとあるのだから、小さな楽しみや幸せをめいっぱい噛み締めながら生きていきたい。難病になったことで得たことを数えたほうが人生はきっと豊かになる。その事実をずっと忘れずに、泣きながらでも前に進む。いまの僕にはそれしかできない。それしかできないのだ。

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