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ありふれた日々

なんにもない日々でした。なんにもない日々に君がいました。なんにもない日々だったけど、君がいたから幸せな日々を毎日過ごせていました。

「なんにもない」って君は言ったけど、それでなんにもなかったことはありませんでした。君のなんにもないはいつだってなんでもあるでした。なんでもある日々に君はいなくなりました。

なんにもない日々に君はいました。でもなんでもある日々に君はいません。なんでもあることに気付けなくて、君がいなくなったことを後悔しています。

君を思い出したくもないし、忘れたくもない。そして、君といつまでも一緒にいたかったから、君との日々を思い出にしたくないのです。今更遅いかもしれないけど、君を傷付けたことを償いたいのです。でも正直なところ、償い方がわからないのです。

君を傷付けたことを後悔しながら、新しい恋人に優しさを振る舞えばいいんですか。新しい恋人はきっと「優しいね」っていうけど、それは君を傷付けたことで、痛みを知ったからなんです。ごめんなさい。

もしも次会えたならどんな話をしようか。君を傷付けたことを償いましょうか。もうなかったことにして、また一からやり直しましょうか。いや、いっそのこと知らない人のふりをしましょうか。さよならだけが答えなんでしょうか。もう会えない日々に答えはありましょうか。

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