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人の話は論点と意見に分けて聞く

話し手と聞き手がしたいこと

コミュニケーションって難しいですよね。双方向だし、ルールもないし、(人が話しているときは黙っている、目をみて話を聞くとかはあるけど)
言葉の意味も使い方も自由だし、話している相手によって言葉を使い分けなればいけない。会話の「空気」もある。

1対1だけでも大変なのに、複数人が関わると指数関数的に複雑になると思う。議論から結論を出すようなファシリテーションなんて、ぶっちゃけ至難の業だと思っています。

コミュニケーションの目的が、「情報の伝達、表現、共有、交換」ならば、
話し手が気にしているのは、「聞き手が私の情報を受け取り、理解できたか」であると思う。

話し手は、結論を手短に伝えたい一方で、理解されたい欲から補足情報や詳細を添えたがると思う。伝えれば伝えるほど理解されるのではないか、そんな思いの反面、話の量と内容がぐちゃぐちゃになりがち...。
そんなことありませんか?

聞き手は、そんな五月雨式に入ってくる言葉を解釈し、受け取ろうとする。自分の概念と照らし合わせる必要があり、
自分の意見や考えと相反したときには発言したいし、それでも最後まで聞き終えることに徹しないといけない。

なかなかハードです。

聞き手の理解タスクにて、まず話を論点と意見に分ける

聞き手の最大の難点、理解タスク。話し手のアウトプットの質によりますが、みんな話し方が違うし、言葉も異なるし、状況もバラバラ。

話し手の言葉を「理解してもらえやすい」構造にしてもらうことに越したことがないが、ちょっと現実的でない。であれば、聞き手の理解タスクを改良すればいい。これならすぐに変われる。

というのも、人の話を聞くだけでは、理解は到底できないと思っています。
聞き手の理解構造とアクティブリスニングが必要だと思います。

ちょっと色々調べてみて、実践してみたいなと思ったのが、「論点」と「意見」を整理しながら話をするということ。

人の話を「理解できる人」と「できない人」の差 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/364137

論点:「何を話しているのか」「トピックは何か」「議論は何か」「相談されている話題」

意見:「論点に対して総合的にどう思っているか」「どういう見解なのか」「どう感じているか」「どう考えているか」

実際、会話の中には論点が多数あったり、入れ子になっていたりして大変ですよね。

議題(大きな論点)に対しての意見があり、議題から派生したトピック(小さな論点)に対する意見がまたあるように、構造的になると思います。これを聞きながら整理できるとかなり理解度は増すと思いました。

僕の場合、人の話を聞いているときは、聞くことに必死で、一句一句順番に発信される言葉を時系列に理解しようとして、話し終えたあとにまとめようとすることが多い。

分からなくなったら、立ち止まって今の論点を聞いてもいいでしょう。

人は意見も論点も事実もバラバラに発言されることが多いので、それをオーガナイズすることが「良い聞き方」、そして理解につなぐ聞き方だと思いました。

そもそも話す言葉には、ファクト(事実)とオピニオン(意見)しかない と思うのでそれだけのカテゴライズでも効果はありそう。

話し手が論点を意識できていなかったり、複数の論点が飛び交う場面では、その発言に引っ張られずに整理して理解できる聞き手に挑戦してみたいと思う。


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