夢百夜(6) 戦車で夜道をはしる。
戦車で夜道をはしる。
戦車といっても小型で、軽自動車とおなじくらい。
キャタピラーなので、ゴツゴツした振動がひびく。
車内は快適ではない。
都内の住宅街の夜道を時速30km以上だして走っていく。
戦車のすすむ道のさきのT字路に一台の小型戦車がとまっている。
ギリギリすれちがえるか、のスペースしかない。
ぼくののる戦車はなんとかそこを通ろうとする。
が、接触のおそれがあるため、どうしてもそのさきにすすめない。
車内の出口となる上蓋をあけると、そこはリゾート地のホテルのロビー。
日のひかりもホテルの内装もあざやかな黄色やオレンジ。
どこかアフリカのリゾートのようだ。
そこであざやかなシャツをきこんだぼくらはヒカキンを待っている。
ロビーの受付となにかはなしている。
ときおり冗談も交えながらの話もおわると、ヒカキンが戻ってくる。
さきほど受付担当者とはなしていたほがらかな表情とはかわり、ちょっと照れた顔をして、
「お勘定、はらっておいたから」
とヒカキンはぼくと友人らしき男性にいう。
値段をきくと250ドルだという。
ぼくはじぶんの財布をみると200ドルはあったがこまかい紙幣がなかった。
ヒカキンに申しわけなさそうな声で「50ドルないから立て替えてもらえる?」
とたずねる。すると、ヒカキンはちょっとカッコつけたような顔してうなずく。
ホテルのロビーをでるとそこは東京。
街中が騒々しい。
どうやら震災直後のようだ。
みんなパニック状態になっていて、駅前や街中にあつまっている。
ぼくと友人の男性ひとりは上野のバイク街を歩いている。
小型のバイクをさがして、ひとまず自宅に帰ろうと思いついたのだ。
いろいろなバイク店を物色しながら、帰宅のためにわざわざバイク買うってのもなーなんてぼくは考えてる。
やけにまぶしいオレンジの日に当たりながら歩いていくと、バイク店はなくなり市街地にはいる。
1軒のお店があったのでそこで友人と腹ごしらえすることにする。
店内はカラフルでラブアンドピースな雰囲気だった。ジャマイカ音楽が流れてる。
店員も褐色のドレッドヘアの男性で、やたらと話しかけてくる。
ぼくらはお店のカートのなかのパンを物色する。
ぼくはその中からパンを2点えらび店員にさしだす。
すると店員はちょっと考えこんでから、「…600円かな」
と、てきとうな感じで値決めする。
かわいた土の店内にぼくらは腰をおろし、パンを食べはじめる。
安定したおいしさのヤマザキパンのコッペパン。ジャムアンドマーガリン。
ほんとうははやめにバイクをさがして帰路に向かわなければならない。
そうしないと、途中で道路が閉鎖するかもしれない。
それはわかっているんだけど、店内は大音量のジャマイカ音楽がかかりながらも
どこか平和な空気が流れていて、居心地がいい。
パンをかじりながら、お店の雰囲気とからだの疲れの心地よさをしばらく味わっていた。
きょうの逸品
ゆめのなかで食べていたのはこちら。
昨日これとナイススティックを買い置きしてたので夢にでたのかも。
中学生のときはこのパンが好きすぎてヤマザキパンの就職を本気で考えました。
土曜日の放課後にこのパンふたつ食べていてふとパッケージ見たら「1個あたりカロリー500kcal」って文字に恐怖して、ヤマザキパンの就職の夢は途絶えました。。
これ知ってます?『レモスナック』
近所のスーパーで1個80円くらいでうられてます。
この商品、昔からありますが、うちの地域ではかなりレアです。
1店舗のほか、見たことありません。
レモン味のカステラにうすーくチョコレートがコーティングされてて、食べた後そのチョコが舌のうえにのこってて、甘ささっぱりプチコッテリな美味しさ。
もし見つけたらお試しあれ。
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。