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下北沢に学生が集い、多様性の中で学び合う「カレッジ」を作ります

はじめまして(久しぶりの方はご無沙汰しております)、小林亮介です。久しく更新をおこたっておりすみません。

引き続き、スタンフォード大のビジネススクール・教育大学院に籍を置き、「教育の経営」と「21世紀の学びの形」をテーマに学ぶとともに、仲間と立ち上げたHLABという組織で、カレッジと居住型教育の実践に取り組んでいます。

この度は新しく始まる取り組みについてお伝えしたく、筆をとらせていただきました。

ここから数回にわたる不定期の投稿を通じ、コロナ禍のスタンフォードのキャンパスで考えていること、また「日本に多様性の中で学び合うカレッジを作る」というゴールの元、HLABで仲間たちと10年間辿ってきた思考と実験の一旦を紹介できればと考えています。

初回となる今回は、少し長くなりますが、我々が「カレッジ」つくるに至った背景について、少しお話ししたいと思います。

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1. 下北沢に「カレッジ」の建物が完成し、12月にウィンタースクールを行います

さて、来る10月末に、小田急電鉄、UDSというパートナーと取り組んできた、「下北沢レジデンシャル・カレッジ(仮称)」の建物が完成します。

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本格的な開校を予定するのは、1年半後の2022年4月。

開校に向け、まずは2020年12月に、夏にコロナで開催を延期したHLABの10周年となる「ウインタースクール」を開催することになりました。

また、早速2020年12月から「0期生」、4月から「1期生」に入居いただき、β版でのトライアルを通じて共にカレッジを作り上げる準備が始まっています。

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2. なぜ日本に多様性の中で学ぶカレッジが必要なのか?

近年、日本でも「多様性(ダイバーシティ)」という言葉を目にする機会が増えてきました。

山積する社会課題を前に、異なる業種との協業や官民連携の重要性が声高に叫ばれ、世代や専門性が異なる人材が集まるチームが大切だと言われます。

しかし、「多様性の中に学び、力を発揮する能力」は、日本の教育の中でほとんど育てられていないのではないでしょうか。

社会に放り出され、いきなりコワーキングスペースにデスクを作るからやれと言われても無理なものは無理です。

日本で「多様性」というと、国籍や人種、ジェンダーといった表面的な「違い」が注目されがちです。

しかし、「多様性」の文脈で本質的に重要なのは、他者との違いを認め、リスペクトして、自分やチームの力に変える「スキル」です。

自分と全く違う人と距離を置いてしまう他者との間に「共通項」を見つけ関係を築き、その違いから学び、チームのアウトプットに変えていく力。

自分と全く同じだと思うような他者との間に「違い」を見出して、その違いを自分の力に変え、チームのアウトプットに変えていく力。

そんな「スキル」を養うのが、多様な人が集い、寝食を共に学びあうカレッジでの学びです。

様々な志を持った人が、国籍や分野、世代を越えて、切磋琢磨するカレッジの環境を作る。

でも、いきなり学校や建物なんて建てられない。

そんな思いから、今からちょうど10年前の2010年末、当時はまだ珍しかった「サマースクール」という形態をとって、「短期間のカレッジの再現」として始まったのが、HLABでした。

2011年カレッジの多様な学びの環境を短期で再現する「サマースクール」として始まったHLAB

10年間の試行錯誤を経て、ようやく、PoC(概念実証)の段階に。「スタートアップ」なんて口が裂けても呼べませんが、ゆっくり、少しずつ前に進んできました。

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3. アメリカの大学の危機を救った「カレッジ制度」

日本の高校を卒業した後、アメリカの大学にわたりました。留学した当時、手に取った一つの本がありました。

19世紀末、ローズ奨学生としてオックスフォードに学んだアメリカの学生、ジョン・コービンによって1902年に書かれた、「オックスフォードのアメリカ人(An American at Oxford)」です。

当時、アメリカの大学は危機にありました。

ドイツ流の科学重視の研究総合大学としての体裁を取り入れた結果、学生の数は増え、授業は大規模化、キャンパスの学生は分断され、教育の質が大幅に低下したのです。

「留学記」という体裁をとったこの本は、異国の教育を体験した一人の学生の立場から、19世紀後半の米国の高等教育に対する批判であり、建設的提案でもありました。

彼が描いたのは、多様な分野を学ぶ教員と学生が少人数で集い、平等な立場で学び合う、オックスフォードの「カレッジ制度」を通じた教育の姿でした。

多様な学生が活発に学び合う、そんなキャンパスを取り戻さなければならない。

こうした危機意識は広がり、マサチューセッツの一私大であったハーバードは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、エリオットとローウェルという二人の偉大な総長の元、改革を断行します。

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大学入学時のオリエンテーションで宿泊したこの寮(だと思われる建物)は、19世紀からあるらしいです。ちなみに、ここで二段ベッドをシェアしたパレスチナ人は、HLABも一緒に作った仲で、昨年スタンフォードGSBの同級生として再会し、今でも仲良い友人の一人です。

そこで、取り入れられたのが、2つの仕組みです。

一つ目は、学生と教員が寝食を共にして学ぶ「英国式のカレッジ制度」。全学生を複数の寮に住まわせることで、大規模な大学キャンパスの中に、少人数の活発な議論の風潮と空間を生み出しました。これが今でも残る「ハウス制度」となり、ほぼ100%の学生がキャンパス内で暮らしています。

二つ目は、学生の多様性を重視するAdmissions Office (AO) 入試」。一律のテストに基づく入試に代わり、キャンパス内に社会の多様性が再現されるよう、出自や人種なども含む、全人格的な評価に基づき、様々な学生を入学させるようになります。「多様性」の概念は時代と共に、性別、人種など拡張され、現在の制度にいたりました。

こうして、ドイツ式の大規模な研究総合大学の中に、学生が活発に議論して学び合う小規模なカレッジ環境を作り出しました。そして、その議論の担い手となる学生の多様性を担保するための入試制度を併せ持つ、現在のリベラルアーツ教育に続く伝統がはじまりました。

大学に「学ぶこと」へのレスペクトや、民主的な活気を取り戻したこの制度は、ハーバードやプリンストンを震源地に、その後、全米の大学に広がったと言われています。

かくて、ドイツやイギリスに比して「劣等生」であったアメリカの大学教育は、今日、世界で圧倒的優位性を築くにいたったのです。

*社会学者・歴史学者の視点では、カレッジ制の大学は、社会のエリート・クラスが自らの地位を保持・再生産(reproduce)ことを自己目的化とした装置であり、上記のような言説を着飾った、排他性の象徴であるという見方もあります。確かに、両側面があることは否めません。

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4. カレッジ制度が作る「計画的な偶発性」を体感した学生時代

そんなカレッジ制度が実際どう機能しているのかを体感したのが、実際にハーバード・カレッジに住んで学んだ学生時代でした。

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1年生の寮の仲間と、学年全員が毎日3食を共にした「アネンバーグ・ホール」という食堂にて。思い出深い場所ですが、お世辞にも美味しいとはいえない食事は苦痛でした。

「コービンのような、かっこ良く、意義のある留学記を書こう!」という思いは、「英語力の無さに起因する学業への膨大な時間的投資」「三日坊主」という二つの天敵を前に、ついに実現できなかったものの、一橋大でお世話になった先生からのお誘いで、一橋大学のカリキュラム改革プロジェクトに参画させていただきました。

「学生の立場から、学部での教育体験を書いて欲しい」との依頼を受けて書いた論考が、まだレポジトリに残っています。

ハーバードで学ぶということ
(PDF版ー報告書全体はこちらからアクセスできます)

少し情報が古いところもありますが、学生選考(アドミッションズ)の思想から、カリキュラムの設計、学生生活の内容などをまとめてあり、米国での生活のイメージがつかない、高校生と保護者には少しは価値のある読みものであれば幸いです。

つたない文章ですが、日米の大学のシステムの違いや、上述の「カレッジ制度」の実際を浮き彫りにする読み物として、一学生の当事者の新鮮な感想が見て取れるかと思います。

この時の発見は、今に続く原点となっています。

このころから、自分が大学で勉強している内容(当時は国際関係論と政治哲学をやっていました)以上に、勉強している環境や文化自体が、大学によっていかに設計されているのかに興味を持つようになりました。

・授業の合間にハーバード・ヤード(中心部の中庭)を歩いていた時の、友人との出会い。
・歴史ある図書館の中で感じた、アカデミアへの畏敬。
・経済学部のトイレで、となりで用を足すアマルティア・センとの会話したときの高揚感。
・エッセーと格闘する深夜の食堂でコーヒーを片手に話した友人とのふとした会話。
・教授との会話で、卒業後の進路を決めた瞬間。

大学時代を振り返ると、思い出に残る、いろいろなシーンが想起されます。

そのすべては、大学によって緻密にデザインされた「計画的な偶発性」であり、制度設計の賜物なのではないか、と一学生の立場から感じたからです。我々学生は、そんな大学の掌の上で、転がされているのではないかと。

コービンが出版を通じて自国の教育改革に貢献できたなら、我々も何かできないか。でも、世間知らずの18歳に出来ることってなんなのだろう。

そんなナイーブな問いかけのもとに集まった日米の仲間と始まったのが、いまの「HLAB」でした。

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5. 「多様な人が集い学び合う、空間、コミュニティ、そして体験をデザインし提供する」会社を作る

こうしてHLABを創業してから取り組んできたことは、3年ほど前に少しまとめました。

少し表現は変わりましたが、「多様な人が集い学び合う、空間、コミュニティ、そして体験をデザインし提供する」というミッションは、創設時から今まで変わりません。

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今でも「Where diversity meets learning - 多様性と学びの交差点」は、カレッジの教育環境を再現しようとはじめた、HLABのタグラインです。

でも、いきなり学校を作ったりするのは夢のまた夢。建物を建てようにも、ものすごいお金がかかります。

いきなり数十億円もファンドレイズする術がなかった我々は、カレッジ的な教育環境を短期間の再現として、2011年から「サマースクール」をはじめました。

本郷の「鳳明館」という、昔東大の下宿であったという情緒溢れる旅館です。この旅館を貸し切り、2週間の間「カレッジ」に作り替えることにしたのです。


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「カレッジ」に作り替えられた鳳明館。夜の地下の大広間は夜の食堂のようなたまり場に。右は現役にして伝説のワークショッパー、学びの場づくりを専門にする上田信行教授(当時MIT Media Lab研究員/同志社女子大学教授)

参加したのは、日米の大学の友人合わせて50名。これに、80名の高校生が参加しました。今では、口コミで広がり、毎年10か国以上、50を越える大学の学生が、参加してくれています。

ただ初年度の2011年、海外から勇気をもって震災直後の日本に飛んでくれたのは、ハーバードの同級でした。なんなら、自分が住んでいた「Canaday E棟」と「Currier House」という二つの寮の友人がほぼ全員。そんなこんなで、メディアでは未だに、「ハーバードの学生が来て教えるサマースクール」って書かれます。

しかし、意図したのは、様々な志を持った学生が、年齢(高校生・大学生)や国境(世界の50以上の大学)、地域(4地域で開催)といった壁を越えて学び合うカレッジでの教育の再現、そのものでした。

この10年間で、3,000名ほどの高校生・大学生がこの短期のカレッジを卒業したことになります。

ちなみに全く知られてないですが、HLABという名称は、「House for Liberal Arts beyond Borders」(様々なボーダーを越えた交流を通じたリベラルアーツ教育を作る寮生活)の頭文字です。

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6. 短期のサマースクールから、持続可能なカレッジへ。

サマースクールでは様々な発見がありました。

・共通項が少ない世界から集まる参加者の間に、活発な議論と交流がおこるために、心理的な安全性をどう設計するのか。
・建物自体を設計できない中、強制せずとも自然と人が集まる導線設計をいかに作るのか。

など、多くの疑問を、10年間の試行錯誤する中で徐々にアップデートしてきました。

また、フィリップス・エグゼター・アカデミーチョート・ローズマリー・ホールセント・ポールズといった世界を代表する寄宿制のボーディングスクールで学生生活をデザインする専門家、ハーバードやスタンフォードといった大学の環境を設計する専門家を多くと協力し、検証を重ねてきました。

こうした各校の「カレッジ」の仕組みや工夫は、下記の連載で一部ご紹介しています。

しかしながら、仮の建物(旅館や町役場など)を借りて、10日間程度の短期で出来ることに限界はあります。

また、何よりも問題だったのは、コストです。サマースクールを運営すると、1-2週間で30-40万の参加費になってしまいます。これだけの追加の出費になると、参加できる学生は限られてしまいます。

多くの人に参加してもらうため、1年目は3万円、今でも5-10万円程度で提供しているのですが、企業のスポンサーや自治体の助成金を併用するファンドレイズには限界があるため、スケールもできません。

一方で、東京で大学に通う多くの学生にとって、住居や食費に支払う「生活費」は、一般的な支出であり、そこには、教育支出以上の「Willingness to pay」が存在します。

我々が、物理的なカレッジを作ることを目指したのは、こうした理由からでした。

経済的に持続可能で、スケール可能なモデルとして、この「カレッジ」を中心とした教育を実現するには、教育と不動産事業と組み合わせ、多くの家庭が支払うことを躊躇しない金額感で事業運営を行わなければいけません。

そこで、3年前から小田急電鉄とUDSというパートナーと共に水面下で取り組み始めたのが、下北沢の再開発の一環としての「カレッジ」の建設、そして大学と独立した「カレッジ」を通じて日本の学部教育をいかに豊かにできる可能性があるのかという実験でした。

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下北沢に完成するカレッジのパース。2020年12月に建物が完成し、随時入居、1年半後の2022年4月に本格的な開校を目指しています。

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7. 東京に、ユニバーシティーと独立した「カレッジ制度」は実現できるのか~下北沢からはじまる我々の思考実験

英国式の「カレッジ」という学びの仕組みを、アメリカが近代的な総合大学の中に取り入れ、改良したという歴史は、上で少し触れました。

我々が取り組むのは、デジタルな教育ツールが発展する21世紀に、また東京という国際的な大都市に、いかにこの仕組みを取り入れ、改良できるのかという問いです。

欧米の大学の主流は、一つのユニバーシティに、複数のカレッジが紐づくことです。

オックスフォード・ユニバーシティは39個のカレッジから、ハーバード・ユニバーシティは12個のカレッジ(ハウスと呼ばれます)から構成されています。

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オックスフォードのカレッジ・システムの簡略的な概念図。大学(ユニバーシティ)内に、独立した複数のカレッジが存在する。

一方、日本の都心部(特に東京)では、キャンパスに寮を建てられるほどの土地の余裕がありません。一方で、都心部に複数の大学が集中しているという特徴があります。

また、アメリカであれば、ニューヨーク(金融・ビジネス)、サンフランシスコ(テクノロジー)、ワシントンDC(政治)、ボストン(学術)といった都市に分散した機能が、すべて集中しています。

そこで我々は、特定のユニバーシティに紐づけられない複数のカレッジ(群)を展開することで、東京という都市の多様性を活かした「カレッジ制大学」の形を模索することにしました。

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実証を目指す「ユニバーシティと独立したカレッジ・システム」の概念図。
大学と独立したカレッジ・システムを作り、物理的・オンラインで「ユニバーシティ」に通学することで、より多様で、かつコスト効率の良い(=欧米ほど高くない)全寮制大学の展開が可能に。

既存の高校や大学と独立した「カレッジ」はどのような効果を持つのでしょうか。

我々は、ゼロから全寮制の学校を立ち上げる代わりに、既存の学校をカレッジ制に変える「アドオン(追加可能な)」ツールを、学生と保護者一人ひとりに提供することを目指しています。

第一に、大学生は、自分の通う都市型の大学を、カレッジを有する少人数制のリベラルアーツ大学に近い体験に変えることができます。

第二に、高校生は、海外や高価なボーディングスクールに転校するリスクを背負うことなく、自分の慣れ親しんだ素晴らしい高校を、ボーディングスクールに変えることができます。

第三に、東京をある種の「キャンパス・タウン」に変え、都市の多様性を活かした学びの機会を提供することが可能かもしれません。

そして、これらをゼロから全寮制の高校・大学を立ち上げる場合の数分の一のコストで実現できる(すなわち、欧米のような年500-600万円の授業料が必要ない)のではないかという仮説を持っています。

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まずは、下北沢に第一校目のカレッジを開校。このカレッジは、一種のPoC(概念実証)にあたります。

これが上手くいけば、小田急電鉄や沿線展開と、大学との協業を通じ、東京の街全体を一種のキャンパス・タウンに、既存の大学と独立した「カレッジ制度」を実装を目指しています。

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今後の掲載予定

ここから数回を予定している投稿は、自分と仲間たちが辿ってきた思考実験をまとめた白書(White Paper)であり、下北沢を一校目に始まる「カレッジ制度」の構想(Blue Print)となることを意図しています。

完璧な提案をしているつもりは毛頭なく、これをきっかけに皆様と議論しながら、下北沢のカレッジで実装するトライ・アンド・エラーの中で、随時修正し、アップデートされることを意図しています。

これからの数回の投稿で、以下の4つのテーマをカバーする予定です。

<カレッジ制度と教育の歴史的な変遷>
カレッジ制度を中心に、世界の学部教育がいかに変わってきたのでしょうか?中世ヨーロッパの教員・生徒ギルドが、英米でカレッジ制度を有する大学として確立し、米国の教育改革に果たした役割を考えます。

<カレッジ制度の具体的な内容>
そもそも、カレッジとは何なのでしょうか?自分自身のハーバード・スタンフォードの学生生活と、友人、先人たちの体験、世界のボーディングスクールや大学の教授・学生生活担当教へのインタビューを通じて、浮き彫りにします。

<カレッジ制度の実現手法の提案>
テクノロジーも進化し、新たなツールも提供される21世紀の教育。歴史の中で受け継がれてきた、「カレッジ制度」を東京・日本でどのように応用し、実現可能なのか。思想だけでなく、実践に至る方法や道筋の一案を検討します。

<学びの未来に向け、世界で取り組まれていること>
シリコンバレーでは、日々数多なスタートアップが、教育を創造的に破壊(Disrupt)しようと生み出され、滅んでいます。中には日本で知られているものも、有名でないものもあります。営利・非営利を含めた、そんな様々なプレーヤーの挑戦についても、取り上げられればと思っています。

次回は、「19世紀のハーバードの教育危機とカレッジ制度のはじまり」について、書きたいと思います。

(続く)

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どうやって参加できるの?

HLAB・小田急電鉄・UDSの三社協働で、2022年4月に下北沢に開校を予定している下北沢レジデンシャル・カレッジ(仮)の準備が進んでいます。ご関心のある方は過去をご覧ください。

>高校生・保護者の方へ:ウインタースクールに参加する。

コロナ・ウイルスによって開催を中止した10年目のHLABサマースクールですが、12月に「ウインタースクール」として開催されることになりました。

東京は下北沢のカレッジにて実施されるほか、例年通り小布施・徳島・女川を加えた4地域で、オンラインと対面を組み合わせた実施に向けてじゅうんびを進めております。詳しくは下記をご覧ください。

>大学生・保護者の方へ:カレッジに入学/入居する。

本格的な開校に先立って建物が2020年12月に完成・オープンするのにあたり、β版でのトライアルを通じ、共にカレッジを作り上げていく「1期生」の募集を11月中旬から開始します。

同期間は、奨学金が提供され、都内での一人暮らしと同等の金額での入居が可能となる予定です。

<2020年12月>:開業(施設オープン)ー0期生(←募集終了)
<2021年4月>:開校ー1期生(←11月より随時募集開始予定)
<2022年4月>:本格開校ー2期生(←2021年秋募集開始予定)
随時情報が共有されますので、ご関心があるかたは、下記ページやHLABのFacebookページなどで、ぜひ近況をフォローください!

>社会人・企業の方へ:カレッジを共に作り学ぶ「フェロー」になる。

英国では、カレッジに席を持つ人は、寄付者も、教授も、研究者も、事務スタッフもみな「フェロー(仲間)」と呼ばれることがあります。

どんな役職を持っていても、カレッジのコミュニティでは、対等な立場で、互いから学び、教えるという精神です。

下北沢のカレッジでは、10-20名程度の「フェロー」を選抜し、共に住んで学ぶことを想定してます。

共にカレッジでの学びを作り上げていく「ファカルティ・フェロー」(大学に紐づかない教授会)、「シニア・フェロー」(様々な知見からアドバイスをいただく)をはじめとした携わり方を組織していく予定です。

今後、連携してくださる、企業パートナーも一定枠募集する予定です。具体的な枠組みは今後随時発表させていただきますが、ご関心やご提案がある方は、ぜひ、ご連絡いただけますと幸いです。

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