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「好き」で「得意」でも足りない

「キャリアを選択する際に、自己分析の一環で"好きなこと"や"得意なこと"について考え、反映させることは良いことである」

と、されています。
しかし「好き」で「得意」なことを選択しても、うまくいかなかったり、幸福になれないこともある。つまり、それだけでは不足で、不十分だということになる。それを先日、大学生のAさんが示唆してくれました。

では何が必要なのか?
それが今回の主題です。



「不安定」な時代

Aさんは、キャリア選択で悩んでいる大学生です。Aさんには「好き」で「得意」なことがありますが、その道は「不安定」(かつ狭き門)で、中途半端に取り組むと厳しい結果が見えています。

一方でその道は、長年かけて取り組み、愛情もスキルも培ってきたことなので、そう簡単にあきらめられることでもありません。

先日は「中途半端なまま進むのもきついし、こんなに好きなのにあきらめるのもきつい」と、素直な気持ちを吐露してくれました。


果たして、これは「不安定」なキャリア選択を前にしている、Aさんのような人にだけに突きつけられた命題なのでしょうか。否、そうではなく、実は万人にとって大切な示唆なのではないでしょうか。


確かに、世の中には比較的「安定」だと思われているキャリアもあるように見えます。それは業界そのものかもしれませんし、個別の企業・団体かもしれません。そのような「安定」したキャリア選択が前提なのであれば、もしかしたら「好き」で「得意」なことを選択は、成功や幸福を得るために十分だと感じられるかもしれません。

しかしVUCA(変化が早く/不確実で/複雑で/曖昧)と言われる現代において、「安定」は幻想かもしれません。よく言われることですが、以前から、30年もあれば主要な産業も一変することがわかっていますし、同時に重宝されるスキルは劇的に変化します。さらには、経済危機もあれば想定外の大災害もあり、パンデミックすら起こりうることを、私たちはこの十数年で身をもって経験しています。未来をわかったような気になることこそ、最も危ないことかもしれないのです。

つまり、Aさんのような明らかに「不安定」な選択肢と、一見「安定」そうに見える選択肢には、「不安定さ」において大差がないのかもしれないのです。



「好き」で「得意」でも足りないこと

では「不安定さ」が前提となるとき、キャリア選択において必要なことはなんなのでしょうか。「好き」と「得意」では足りないのだとしたら、何が不可欠なのか。何の重要性をAさんは示唆したのか。

それは「覚悟」ではないでしょうか。

どんな結果でもそれを受け入れることが「覚悟」だとするなら、一見の不安定さや狭き門かどうかに関わらず、現代において、万人のキャリア選択に必要なのは「覚悟」なのかもしれない。これこそが絶対的に求められていることのように感じました。


明らかに不安定で、狭き門であるキャリア選択の分水嶺に差し掛かっているAさんには、「好き」で「得意」なことを中途半端に進む選択肢がありません。それ故に、Aさんは差し迫った「覚悟」の必要性をひしひしと感じ、決断のときを迎えようとしています。その姿に、覚悟の重要性を見た思いでした。



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高校生・大学生から教えてもらうことが、あまりに真に迫るのです。何か大人にはない、迸るその姿がそうさせるのでしょうか。"教えてもらう"というよりは"あてられる" "感化される"と言った方が正確かもしれません。

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