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雪の日の朝-馴染みのものに馴染みでない瞬間を-

2023年1月下旬、前日から続く大雪により、私の住む街にも珍しく雪が積もりました。

家を出た瞬間から、ジャケットの胸ポケットに入れてあるコンデジ・GRⅢを取り出し、駅へ向かいます。

電車に乗り込むと、窓の外ではいつもの風景が白く染まり、見慣れぬ衣装を身にまとっています。
何駅か先の駅の乗り降りのタイミングで、窓際のスペースが空いたので、窓にはりつくように車窓を流れる景色を眺めます。

お馴染みのもののお馴染みでない瞬間。
地元の電車からの風景を、いつもは食い入るように見ませんが、ちょっとしたアクセントがあれば心に留めるきっかけになる。
そんなことを考えながら、夢中で写真に残しました。


一方で、雪の積もる日のような特別な瞬間でなくても、心に留めるべき瞬間はあるのではないでしょうか。なぜなら、目の前の出来事は二度と訪れない瞬間で、ありふれた日常でも本当はどれも特別なものであるはずだからです。

また自分が知っていると思っているものでも、新たな知識や違った見方を知れば、未知なるものになることもあるでしょう。そういった背景・考え方・楽しさがあったのかと気づいて興味が湧くことで。既知のものだと自分が勝手に知っている範囲でカテゴライズしていただけかもしれません。

お馴染みだと思っていたものにも、お馴染みでないものを感じることができる、そういった機微を感じることができるような感覚や知性を養っていきたいです。雪がなくても目の前のものを楽しめるように。
そのためにはいろんな本や体験、人と触れ合うことが大事だなと思うこの頃です。


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