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なつかしの『PC6001mk2』

パソコンというものに初めて触れた日

いつの頃からか、父が入手してきたパソコン。
それが、『NECのPC 6001mk2』でした。

ついに我が家にもパソコンなるものが来たか。
よし、触ってみよう!

なにやら、ボタンがたくさん付いている。
う〜ん、よく分からないな〜

わさもん(熊本弁で、新し物好き)の父に教えてもらいつつ、
少しづつキーボードの意味を理解していました。

画面は真っ黒・・。
その真っ黒な画面に、英語の文字が並んでいる。
理解不能(笑)

当時はもちろん、『ウインドウズ』のようなOSもない時代でしたので、
直感的にも、感覚的にも理解が難しかったのを覚えています。

家で初めてゲームをした日

でも、ついに家でゲームができる!
と思うと、居ても立っても居られず、好奇心が湧き出てきて、
気がつけば一日中触っていました。

そして、これまたわさもん父が、うれしいことにゲームも
どこからか入手してきていました。

やったー!ありがとう父さん!
といって渡されたのはカセットテープ・・。

これで、まずはカセットテープを読み込むんだよ。
ということで、備え付けのテープレコーダーにセット。
ボタンをカチッと押すと、ジーーーッといったような音を立てて
読み込みが始まる。

この読み込みが終われば・・いよいよゲームができるぞ!
ワクワク・・ワクワク・・

・・しかし待てども暮らせども終わらない。
このテープ読み込みが、確かものすごく時間がかかったのを覚えています。

慣れてきたら、その間に違うことをしていたり。

そしていよいよ!ゲームとご対面!
確か、こんな感じのゲームがあったと記憶しています。

思い出のパソコンゲーム

宇宙をさまようゲーム。敵が出てきたかどうか・・
とにかく、真っ暗な画面に、ドットで星々が表現されていて、
なんとなくキレイだったような覚えがあります。

迷路をさまようゲーム。これまた敵が出てきたかどうか・・
真っ黒な画面に、線で表現された迷路を出口に向かって?進む。
ダンジョン探索系のゲームは今でもたくさんありますが、
もしやこれが元祖だったのでは・・

スパイが極秘資料を入手するため、ビルに潜入するゲーム。
おそらくこれが人生初のアドベンチャーゲームだったと思います。
ついにカラーになっていました。
最初に線でグラフィックが書かれて、その後色付けされていく・・
当時のパソコンのアドベンチャーゲームは、このような感じでグラフィックが
描かれていたと思います。
そして、コマンド入力はキーボードでの手打ち。しかも英語で。
ドアをひとつ開けるのにも、「OPEN」「DOOR」と入力しないといけなかった。
それは英語を必死で覚えましたよ。ゲームクリアーのために(笑)
「おーぴーいーえぬ」「でぃーおーおーあーる」と学校でも唱えていました(笑)

この体験がゲーム好きを決定づけた

といっても過言ではありません。
この後登場する、同じく『NECのPC8001』や『エポック社のスーパーカセットビジョン』、そして『任天堂のファミコン』・・など

家庭用ゲーム機のラッシュが続き、
否応なくその渦に飲まれていきました。

今でこそパソコン、スマホなど当たり前ですが、
子ども時分のパソコンとの出会いは、まさに未知との遭遇でした。

なぜ、ボタンを押すと画面に文字が現れるの?
なぜ、テープレコーダーでカセットテープを読み込むと
ゲームができるようになるの?
なぜ、パソコンが喋るの?しかも日本語・・

こんな感じで興味・好奇心が尽きることはありませんでした。

このワクワクする気持ち、今でも大切にしています。
常にいろんなことにアンテナを張って・・


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