ゆらゆらと煤を被りながら揺れる 特別誰かの役には立っていない そこに植えなければいけない人が そこに植えたまで、ただそれだけ 暑い寒い言うことなく、季節の巡りを受け入れるのみ ほら芯から枯れてきてるよ 傷を見せることでしか自己表現できない 本来持っていた輝きは日毎失われていく ひらひらと葉を落としては迷惑をかける、清掃人には目を伏せる 冬の風は強いから自然に舞うんだよ 嘘じゃないよ この野郎って言われたわけじゃないのに、言い訳を浮かべる これって変だよな 鬱蒼と茂る
ドカッと座られると痛いけど、全てを任されているようで悪い気はしない 今日は何かがあったんだろう いつもより少し背中が冷たい 君の身の預け方一つで感情は手に取るようにわかって 構おうとするほど、近づこうとするほど、君との隙間は広がっていくんだ 経年によってシワは増えて深くなって、触れる面積の増加こそが愛の深さだと信じてた 君の言葉の選び方一つで僕への想いは痛いほど分かって 結果は分かってるんだけど、やっぱりもう一回聞いてしまうんだ ギャップを意識して固くした座面が君の決
何者かになれるかもしれない、なれやしない 自分という名の起終点しか見つからない どこをどうやって辿ったか、どうなりたいのかも分からない そんな気持ちにさせる秋が嫌い 優しさも慰めもいらない、そんなもん一円の価値もない ただ黙って横に居て欲しい どんな時も笑顔であろうとする自分が嫌い 相手を怒らせないことが目的になって、己の意見がよく分からない それが本当に気持ち悪い 優しさも慰めもいらない、ありがた迷惑が分からない? ただ静かにそこに居てほしい 変わり者なんだろう、お
僕の前での振る舞いを他人に見せるのかと思うととても怖い 人懐っこくて、だらしなくて、そしてとても愛らしい 何も言わずドンと構えておければ、煙たがられることもないのに ごめんね、でもごめんね。言わずにはいられない、僕だけの君にしたい ごめんね、いつもごめんね。可愛い過ぎるのが悪いんだって君のせいにしてる 話の中でその場にいたであろう男の影を隠してくれるよね、ごめんね その度に気を遣わせるださい男で申し訳ないと思うんだ ごめんね、でもごめんね。感謝しなきゃなのに感情が溢れて
いつからうまく話せなくなったんだろう。ポジティブな言葉をかけたいに、口からはネガティブな言葉が出る 本当は抱きしめて(大好き)を伝えたいけど、君の棘はそれを許さないだろう ひとつひとつのとんがりが君の好きや夢中で鋭く尖る 刺さるのが怖くて、手を出せないでいたんだ どうしてうまく伝わらないんだろう こうして欲しい、こうなって欲しいという僕の希望は、君には棘のように見えているんだろうか 僕にもとんがりがあるとしたら、中身は愛情で丸っこいはず 触っても痛くないから、ここへ来て