10代のうちにジャンクフードを食べすぎると記憶障害になる?
Junk Food Diet in Teens Linked to Long-term Memory Issues という論文ニュースから。
ジャンクフードで記憶障害に。普通食に切り替えても続く障害
USCが主導した研究で、ラットに「高脂肪・高糖分」のジャンクフードに相当する食事を若いうちに与え続けたところ、エピソード記憶に模した記憶テストに苦戦するようになりました。
しかも、ラットが成人になって「通常の食事」に切り替えても、記憶障害は継続しました。
どこに何があったのかを覚えられない
ジャンクフードで育ったラットは「特定のモノがどこにあったか」という人間で言えばエピソード記憶に相当する記憶が悪化し、覚えることができなくなりました。
対照群として普通食で育ったラットは、きちんと覚えていることができました。
ジャンクフードでアセチルコリンレベルが低下
アセチルコリンは、記憶や学習、注意(覚醒や不随意運動にも)に必要な神経伝達物質ですが、成長過程でジャンクフードを摂りすぎたラットは、このアセチルコリンのレベルが低下していることが分かりました。
逆に、アセチルコリンの放出を誘導する「PNU-282987」と「カルバコール」という2種類の薬剤を海馬に直接投与したところ、ラットの記憶力が回復しました。
【龍成メモ】
自分ではあまりファストフードを食べには行きませんが、こういう動画を観ると、やはりたまには行きたくなってしまいます。
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