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日本の財政の混乱は経済成長を妨げるのか?(The Economist)

Will a fiscal mess thwart Japan’s nascent economic growth? というThe Economistの記事から。

日本の政府債務はGDPの159%に達しました。今までは低金利のもとで政府がお金を借りていたので、比較的少ない利払いで済んでいました。

しかし、日本国債は2024年には119兆円、2025年と2026年には158兆円が満期を迎えます。これらの国債の借り換えによって、以前よりも金利の高い国債を発行することになるので、利払い額がどんどん膨らんでいきます。

また今後、日銀がさらに利上げをしたいと思った時にも、新規に発行する国債以外にもこれらの直近の借り換えを意識することで、日銀としての手が狭められる可能性があります。

記事でゴールドマン・サックスが指摘しているように、日本の経済成長率が高くなれば、より高い金利を設定しても耐えられます。

政府はそんな問題が存在しないかのように減税を行い、財政支出の増大を計画していますが、この忍び寄るリスクにいずれ直面することになるのかもしれません。

#財政破綻 #金利 #日銀

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