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野球やサッカーなどのメジャーなスポーツを応援する方が幸福感が高まる

Watching Sports Boosts Well-being: Neuroimaging Shows Why という論文ニュースから。

この研究はよく見たら早稲田大学の研究だったので、日本語の説明を探したら、こちらにありました。

研究ではまず始めに、2万人の日本人住民を対象に、スポーツ観戦が及ぼす影響に関する大規模な公開データを分析しました。

分析の結果、定期的なスポーツ観戦は幸福度が上昇するという傾向が確認されました。

2つ目の実験では、208人の被験者に実際に動画でスポーツ観戦をしてもらい、視聴前と視聴後の幸福度を測定したところ、ゴルフやテニスなど相対的にファン層が薄いスポーツよりも、野球やサッカーなどのメジャーなスポーツを観戦する方が幸福度が上昇することが分かりました。

3つ目の実験で14人の被験者の脳画像を解析したところ、人気の高いスポーツ(野球)を見ている時のほうが、そうではないスポーツ(ゴルフ)を見ている時よりも、報酬系の脳部位である尾状核の活動が高いという結果がでました。

また、スポーツ観戦の頻度が高い人ほど、尾状核や扁桃体といった報酬に関連する領域の灰白質体積が大きいことも分かりました。

【龍成メモ】

「人を熱狂させやすいスポーツほどファンが多い」という見方や、「報酬に関係する脳の灰白質が大きい人ほど、スポーツにハマりやすい」という構図も考え得るので、この研究結果だけで結論づけることはできません。

しかし、確かに一人で観戦するよりもみんなで観戦する方が盛り上がりるので、(メジャーなスポーツほど間接的にも一体感があるので)それが幸福度に寄与しているという今回の結論も納得はいきます。

#メジャーリーグ #スポーツ観戦 #ウエルビーイング #生活の質

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