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「小説を書きたーい」……けど、特に何も書くことが決まっていないあなたへ

 最近行われた池松さんのリライト企画もそうですが、以前ある方の作品の導入部分とタイトルをお借りして小説を書いたことがあります。その頃からすこしだけ思っていたことというか、知りたいことがあって、私は昔から小説を書く時は、導入と結末、そしてタイトルを決めてから、間を埋めていくように書くことが多く、それを例えば他のひとが書くと、どうなるだろう、と思っているところがあります。

 まったく同じ着想から始まっても創られる世界は驚くほど違うんだろうな、というのは、私は私の書いた作品のような世界しか思い付くことができないし、どんな違う世界が展開されるのだろうか、とひとりふと考えてしまったりします。

 だからこれは偶然にも見掛けてくれたひとが一人でもいたら嬉しい、というくらいの気持ちで置いておくものなのですが、

①下記に載せた三つの作品からひとつ選びます(この3作はちょっと、という場合はもちろん別の作品でも)

②その作品の冒頭の1行と結末の1行(この辺は緩めで、2、3行でも大丈夫です)。そしてその作品のタイトルをテーマにした(同じタイトルにする必要はないです)作品をnoteに投稿してください。

③サトウというアカウントの猫が喜びます(ただし、必ず感想を保証する、というものではありませんm(__)m)。悪用さえしなければ、通知の有無はどちらでも大丈夫ですが、通知があれば読みにいきます。

※要項の追記有り。

 もう既に書く小説が決まっているひとはそちらを優先したい、と思いますので、ちょっと気軽な創作遊びに付き合ってもいいな、という自作品の創作が区切りになっているような方がいたら嬉しいなくらいの気持ちです。

 このお題は、無理して私の該当作も読む必要もありません。それどころか敢えて読まないほうが、内容に引っ張られなくて良いかもしれません。


テーマ「夏の終わりの一日」

 冒頭
〈『俺は夢破れた者を、負け犬だと思ったことはない。だけど引きずり続ける夢を言い訳にして他を蔑ろにするやつは人生の敗残者やと思うけん』〉

 結末
〈もうすぐ九月がはじまる。
 夏のにおいのしない夜風が、私を通り過ぎて、消えていく――。〉


テーマ「彼女の傘のゆくえ」

 冒頭
〈傘を広げたのは、
 ぽたぽた、
 と雨の音が聞こえたからだ。〉

 結末
〈「あの傘、返さないから。絶対に」〉


テーマ「優しい街」

 冒頭
〈優しい街。この街はそんな風に呼ばれています。〉

 結末
〈だから、青年はせっせと準備を始めました。〉


 割と色々な話に展開しやすそうなものを選びましたが、もちろんどの作品を使ってもらっても構いません。「やってみてもいいぜ」と思う方がいたら、とても嬉しいです。何度も言いますが、すでに書いてるものがあるひとはそちらを優先してもらえれば、noteに小説が増えることもすごく嬉しいことなので。

 私は小説のお題を出されると書きたくなっちゃう人間なので、そういう人間も他にいるかも、くらいの気持ちでのんびりと置いておくので、もし良かったら……、もし来なかった場合は、こんな話など最初から無かったように振る舞います~。

※追記〈企画第二弾〉