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音楽理論

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初心者向けに楽譜やコード(和音)の知識をご紹介。演奏に役立つヒントや作曲に使える技法などを紹介していきます。
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#コード進行

「音楽なんて楽譜無くてもできるっしょ」と思っている方へ

楽譜というのは音楽をやる上で大事なコミュニケーションツールとなります。 これからポピュラー音楽をやりたいと思っている方向けに覚えておいて損はない、楽譜や音階(スケール)、和音(コード)の知識を皆さんにご提供します。 ・ 音の読み方 皆さんがよく聞く「ドレミファソラシド」。これはイタリア語です。日本語では「イロハニホヘト」で表します。「イ」が「ラ」にあたり「ハ」が「ド」にあたります。また英語では「ABCDEFG」で表します。「A」が「ラ」にあたり、「C」が「ド」にあたります。

コード進行の分析をしよう! Part2

今回は楽曲のコード進行の分析を行います。 セカンダリードミナント、サブドミナントマイナーを学んできたのでそれが使用されている楽曲をチョイスしました。 まだセカンダリードミナント、サブドミナントマイナーについての記事をご覧いただいていない方はこちらと合わせてご覧ください。 ではまいりましょう。 セカンダリードミナントを使った楽曲 今回は『まちぶせ』という曲を使ってコードの分析を行います。 こちらの作詞作曲は荒井(松任谷)由実さん。 歌は三木聖子さんがオリジナルで、一般的

コード進行の分析をしよう! Part3

今回も引き続きコード進行の分析をやっていこうと思います。 こちらと合わせてご覧ください。 では早速始めましょう。 サブドミナントマイナーを使ったコード進行 今回は徳永英明さんのデビュー曲、『レイニーブルー』を使ってコード進行の分析を行います。 まずはキーの判別です。この曲のキーは何でしょうか? セクションごとに区切って、終わりのコードを調べてみましょう。 答えはEメジャーでした! わかりましたか? ではサビのコード進行を見ていきましょう。以下の通りです。 1:1

クリシェ

今回はクリシェというコードの技法をご紹介します。 そこまで難しい内容ではないと思いますので気軽にご覧下さい。 では見ていきましょう。 クリシェとはクリシェはとあるコードが何小節にもわたって続く際に、コードの構成音の一部を変化させていく手法です。 例えばCメジャーコードが何小節にもわたって使われている際にCメジャーコードの構成音(CとEとG)の一部を変化させていく、ということです。 この際に変化する音はルート(根音)が大多数であること。そして半音階進行で進むことが特徴です