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NiziUを生み出したJ.Y. Parkさんが凄い!って語ろうとしたらビジネスに活かせる凄さ15個以上見つかってしまった(3) 凄さ3,4,5 について

前回、前々回、についてはこちら。 今週もマツコ会議でパクさん大絶賛でしたねー。


・Nizi Project, JYP Entertainment, J.Y. Park氏について

・凄さ1、2について

さて、今回もヤッテミマショウ。


凄さ3:成果や成功のベースになる「人間性」を見ているのが凄い

成功や成功のベースとなる「スキル」を見定めるというのは結構やりますよね。評論家やプロとの批評家としてどの程度のテクニックがあるか、またはスキルがあるのかを語るということもあります。

スキルそのものも、正確に評価するってのが実はなかなか出来ないことで、実際には感情が入ったり曖昧な評価を返すこともざらにあります。巷のピッチコンテストや大企業の中でのアイデアコンテストなどではこれが本当に多い気がする。

しかし、それに輪をかけて凄いと思うのが、今回のこの、人間性を重視するというポイントです。

テクニックやスキルはある程度以上の学習や経験を蓄積していくことで獲得することができるが人間性は難しい、ということでどんな人間性を持っているか、もっというと環境の中で成長していけるような人間性を持っているのかを見ている、ということが凄いと思うわけです。

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評価が終わった後のカメラが回らないかもしれない舞台裏のような何気ない一言もJYPさんの魅力の一つ。裏表がないように感じる一コマ。

詳細は、Nizi Project のYoutube動画で!


これ、実際に、デビューしたメンバーの東京合宿前の初期のオーディションなどを見ていると違いが明確なのですが、特にしっかりしたプロの指導を受けていない子は確かにパフォーマンスが最終選考間近の出来よりも圧倒的に劣っています。

それにも関わらず、人間性や表現力を評価して合格、または成長を期待しての保留を出しているあたりにJ.Y. Park さんの眼力、目利きとしての凄さを感じます。

翻って我々が生きているビジネス界ではどうでしょうか?とかく人をみる際に即物的にパフォーマンスを見ていないでしょうか?もちろんアイドルと事業は当然イコールではないので、全く同じとみることはできませんが、ピッチプレゼンがうまい。アイデアが秀逸。コミュニケーションスキルがある。などなど。それでも上記に加えて、人間性を評価するという至極真っ当な規準を我々は忘れてはいないかと今一度思い起こさせるポイントです。

J.Y. Parkさんは玉石混合の中で、まだほんの小さな輝きしかみせていない原石の輝きを見抜く際に、テクニックではなく人間性に光を当てて鑑定しているというのが凄いです!

凄さ4:全ての審査を全部自分で目を通しているのが凄い


今回のオーディションは、10拠点から参加者全10,231人のうち、3次審査まで合格して東京合宿(4白5日)に選抜するのが、26人。そして、東京合宿から選抜されて韓国合宿に行くのが13人(14人中、一人辞退)。最終デビューを果たすのが9人です。

そして、これ、なんと(おそらくですが)拠点の最終審査の段階を全てJ.Y. Parkさん自らが自分の目でみています!さすがに1次審査や2次審査はJYPチームの誰かに代行していると思いますが、それでも10拠点の3次審査を全部彼自身がチェックしているのです。そのエネルギーたるやそれだけで本気度が伺えます。本当にいい人材を発掘したいという気持ちがそこに現れていると思うのです。凄い!

そして、保留のメンバーが出たり、落選するかもしれないメンバーにもパフォーマンス後にアドバイスを送っています

やれるようでやれない好意、そして行為です。普通のプロデューサーなら、集める可能性のない子には「はい、ありがとう」の一言でも成立します。事実そういう場合も多いでしょう。

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しかし、J.Y. Parkさんはプログラムの中でも「我々はもともと特別なんだ」と言っています。特に3次選考までに残っているということはすでに何かの魅力で選ばれて残ったわけですから、その時点で何かの才能を持っているという前提も含めて発言しているように思えます。

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詳細は、Nizi Project のYoutube動画で!


気になって、もっとよくなるかもしれないポイントを参加者に伝えている彼の上記の行為は、配信を意識したリップサービスなどではなくこの特別な存在を活かして欲しいと心から願っているという姿に映ります。

ビジネスでもよくメンタリングを行いますが、短期間で正確な観点で相手を見る評価軸やポイントも大事なのですが、もともと特別な存在である相手にどうよくなってもらいたいのか?という観点で損得勘定を超えて応援する気持ちがあるかどうか、は相手の心に本当に届く言葉になるかどうかという点でとても重要であるとJ.Y. Park氏から学べます。


凄さ5: 指摘が的確で具体的で受ける側に分かるように伝えているのが凄い


例えば、踊りに関する指摘について、関節の使い方を変えることで動きは大きくなる。動作と動作の間もつねにリズムを聞いて、リズムに乗って動いていなければいけない。とか。

歌に関しても、高音が安定しない場合、のどに力がはいっている。下腹部に力を入れて腹式呼吸で声を発することで肩と首の力を抜き、結果的に高音が安定して発声できる。とか。

演技力や表現力についても、語るように歌う。とか、一見すると表現できないような「柔らかい踊り」「力強い踊り」などが表現できているなど。これに続く、具体的にどうしてそう思ったのかという解説についてもとにかく具体的でわかりやすく指摘を伝えます。

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詳細は、Nizi Project のYoutube動画で。


また、指摘そのものがテクニックではなく努力に関するものになることも多いのですが、これは別の凄さとして表現するので後日。

ビジネスメンタリングや、コーチングなどを行なった際に印象や感想で物事を展開することは非常に多い。評価が良くないことは良いとして、何が起因してその評価になったのかを具体的に指摘しない場面はビジネスでも多々遭遇する。評価の総評がボヤッとしてして抽象的、結局何が良い点で何が改善すべき点なのか見えない…ということは少なくない。

特に気をつけなければならないのは、今まである関係性がありその中で得られた感情や感想をベースにしたバイアスにとらわれて目の前のパフォーマンスを見ていないこと。これは本当によくないことです。どんなに実力が足りなくても目の前で一生懸命行なったパフォーマンスに良い点があれば褒め、指摘は印象ではなく具体的に何をするとより良くなるのかを伝えるべきです。


今日はこの辺で。
アリガトウゴザイマシタ。
続きは次回で

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