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ゆびさきの詩

【今日の投稿のまとめ】

・鈍感な男ですが、たまに注視したくなることがあります。物事を。そんなときはゆびさきを見たりします。

では、本文。

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さて器用に動くものだなあと思って眺めていたところ、何してんのと突っ込まれて、その時から早くも14年。陽の光の下で車を走らせています。割とまとも。初秋晩夏は一体どちらの季節ですか。今はそういうふうに表すことしかできなさそうな空気です。あつさむい。なんというか空気がよめません。何もしてないよ、と下手くそな嘘をついたあたりから、空気がよめません。ばか。しかし14年前はこんな風に昼間からホームセンターへ向かうような28歳になっているとは思わなかった。いやいまおまえ27歳でしょ。まあどちらでもそれほど変わりはない。あるか。今おれが28なら14年前は14歳。でないなら13歳。ないか。13歳。真っ直ぐに世界を見ていた。窮屈でした。狭い世界を見ていた。あなたを見ていた。気がする。もう名前のないあなた。13歳だ。14歳。狭い世界すらまっすぐは見られなくなり。そのなんだ。見るとあつくて。いや、夏じゃなくて。秋だから、もう。だから、赤くなって…。いやトンボじゃなくて。いやトンボは赤いけど。だから。ゆびさきをみていた。ゆびさきを、みていた。ノートを書くゆびさきをみていた。何してんの。何も、してないよ。何も。

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掃除について書こうと思ったんだけどな、これ。

まあいいやあ。

明日は東京だよ。

揉まれてきますか人混みに。

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。