マラソンに向けて調整のし過ぎでは強くならない

フルマラソンに向けての調整で一般的によく言われているのが、一ヶ月前〜2週間前から練習量を減らし、1週間前からは半分前後まで減らす。ただし、量は減らしても強度(ペース)は落とさない。

まずペースまで落とす人がいます。普段ペース走で10キロ走っているなら、同じペースで7キロ、5キロと減らしていく。それが基本だと思います。私は減らした場合は少しペースをあげるくらいにしています。

次に頻度。頻度が多すぎる人はまわりでもけっこういます。シーズン中、多い人だと5回前後フルマラソンを走りますが、それ全てに対して調整をすると、ほとんどが調整の期間になってしまいます。

また、ハーフマラソン以下のレースでも調整をするとさらに調整の頻度が多くなります。毎週のようにレースに参加している人は、また別の話になりますが(毎回のレースが強度の高いポイント練習になる)、2週間〜1ヶ月おきにレースに参加する人が、その度に調整をしていたらいつも調整していることになります。

個人的には、フルマラソンでの記録更新を1番に目指している人は、シーズン中のハーフマラソン以下のレースでは調整は不要だと思います。ある程度の疲労状態でフルより短い距離を走ることで強くなるんだと思います。


フルマラソンに対しての調整はどうかというと、市民ランナーでもちゃんとやるのは2回と思っています。私の場合、4回前後が多く、調整するのは12月〜2月の2回のレースにしています。理由はこの記事に書いています。

他2回は練習の位置づけで、調整はせず1週間前、からも普段と同じ量、強度で練習します。

疲労状態でフルマラソンを走るということもしてこそ、調整が効いてくると思ってます。

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