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【#Mood】直感的多様性

25卒の就活情報が4月に解禁されて早8ヶ月。いわゆる外コン、外銀はすでに全ての選考スケジュールが終了しつつあり焦りを感じている学生もいるだろう。

就活をしていると、周囲からのアドバイスで最もよく聞くことばランキング第1位は「自己分析」ではないだろうか。

私は最近、就活を進める中で本当に「自己分析」が最も重要なのか疑問を抱き始めている。

「会社の決め手は何ですか?」

この問いをすると「人」や「大手だったから」と答える人が多い。

それを「直感」といいそうだが、みんな自分を正当化するために何とか言語化したがる。

ここから「自己分析」は業種や職種、待遇を選ぶ際には役に立つが、最終的な意思決定には影響が少ない可能性があると考えた。

もちろん自己分析の結果一つの企業が浮き彫りになる人もいるだろう。

しかし多くの人は違うのではないだろうか。

自分がシャープな人間でない場合、何を基準に選べば良いのか。

サイモン・シネック氏が提唱した「ゴールデンサークル理論」では「WHY→HOW→WHAT」の順番で伝えると直感的な共感を得られやすいと言われている。

これは非常に理にかなっており、脳の構造やNLPにおけるニューロ・ロジカル・レベルにも対応している。

ニューロ・ロジカル・レベルでは人間の意識を6段階に分類し、ピラミッド構造になっている。

  • レベル1:環境

  • レベル2:行動

  • レベル3:能力

  • レベル4:信念・価値観

  • レベル5:自己認識・セルフイメージ

  • レベル6:スピリチュアル

ニューロ・ロジカル・レベルでは上位の階層が下位の階層に大きな影響を与えるとともに、自然な流れで行動の意識づけを行うことになる。

ゴールデンサークル理論と照らし合わせるとレベル4の信念・価値観がWHYにあたり、レベル3の能力がHOWに、レベル2の行動がWHATと考えることが可能である。

話を戻すと、就活おいても「WHY→HOW→WHAT」の順番で考えて自分に言い聞かせて、納得感を高める他ないのだろうか。

それは単なる「思い込み」ではないのか。

「思い込み」は悪いことなのか。

考えるときりがないが、結局は「直感」で決めて「思い込み」で正当化するのだろう。

この「直感」で人の行く道が多様化するのも非常に面白い。

皆さんの武運を祈ると共に、皆さんが作り出す直感的多様性の観察を楽しみたい。

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