RYOSUKE

早稲田大学の学生してます。 写真の通り、レスリングしてます。 抽象的に考えること…

RYOSUKE

早稲田大学の学生してます。 写真の通り、レスリングしてます。 抽象的に考えることが好きなので、それを言語化したく、記事を書いてみることにしました。 好きな言葉はアーセン・ヴェンゲルの「結果は重要なのではない。結果は全てなのだ」です。

最近の記事

  • 固定された記事

【#Mood】ナルキッソス(Narcissus)

ある青年が泉の水を飲もうとしたとき、泉の中にとても美しい青年がいた。 青年は一目で恋に落ちた。 彼は水中の青年から離れることができなくなり、そのままやせ細り死んでしまった。 諸説あるが、このギリシア神話に登場する彼の名前は「ナルキッソス」。ナルシストの語源とも言われている。 25卒の就活解禁に伴って私も他己評価を回収するようになった。 ある時はゼミで、ある時は飲みの場で、「私の印象」を聞いてみた。 非常に多かったのは「自信家」。 しばしば自己分析に用いられる「ジ

    • 【#Mood】言ってはいけないこと編(まえがき)

      「言ってはいけないことは大体正しい」 成田雄輔さんのこの言葉を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。   現在の進化論は、テクノロジーの急速な発展に支えられ、分子遺伝学、脳科学、遺伝学など、複雑系の「新しい知」と融合し、人文科学、社会科学を根底から書き換えようとしている。 しかし、そのような「常識」を発信しようとする人が少なく、発信しても黙殺されてしまう。 なぜなら現代の進化論が良識や理想論を踏みにじり、感情を逆なでする不愉快な学問だからだ。 例えば、現代社会に

      • 【#Mood】エピソードに潜む悪魔(後編)

        前編では人に何かを伝えるときに具体的な事例やエピソードというのは影響力を発揮しすぎてしまうことがあるという話をした。 後編ではその強力な影響力を持つエピソードに踊らされないために最低限知っておくべき3つの概念を紹介しよう。 もちろんこれらを知っていてもエピソードに潜む悪魔に踊らされてしまう。 しかし、意識しておけば多少回避できるかもしれない。 さて、その3つの概念とは「大数の法則」「平均への回帰」「ベイズの法則」だ。 賢明な読者の皆さんならたやすく理解できるだろうが

        • 【#Mood】エピソードに潜む悪魔(前編)

          人に何かを伝えることは難しい。 皆さんも誰かに何かを伝えようとした経験はあるだろう。 「メラビアンの法則(Mehrabian's rule)」によれば言語情報だけで相手に伝わっているのはわずか7%だという。 それはさておき、私は人に説明する際にしばしば具体的な事例を取り上げる。それはそうすることが有益であると認知心理学の調査で明らかになっているからだ。 真に迫る事例は文脈から切り離された抽象的な説明よりも説得力があり、理解しやすく、印象にも残りやすい。 その一例とし

        • 固定された記事

        【#Mood】ナルキッソス(Narcissus)

          【#Mood】直感的多様性

          25卒の就活情報が4月に解禁されて早8ヶ月。いわゆる外コン、外銀はすでに全ての選考スケジュールが終了しつつあり焦りを感じている学生もいるだろう。 就活をしていると、周囲からのアドバイスで最もよく聞くことばランキング第1位は「自己分析」ではないだろうか。 私は最近、就活を進める中で本当に「自己分析」が最も重要なのか疑問を抱き始めている。 「会社の決め手は何ですか?」 この問いをすると「人」や「大手だったから」と答える人が多い。 それを「直感」といいそうだが、みんな自分

          【#Mood】直感的多様性