地方大学生のぼやき #4「自己肯定感」
僕は自己肯定感が低い。常々そう感じる。簡単に言うと自信がないのだ。でも分かっている。自信をつけるまで努力していないだけ、新しい一歩を踏み出していないだけなのだ。
中学の頃、僕は自己肯定感が高かった。高すぎた。その理由はなんとなく自覚している。中学の頃は、陸上競技部に所属していて中距離走の選手だった。中学一年の頃から、中総体で県大会に行ったり、学校の駅伝の選手に選ばれる位には速かった僕は陸上という面でメキメキと自信をつけていった。
当時、中学生の頃、いわゆるスクールカーストというものは割とはっきりしていて、僕は女子にモテたかったし、とにかくクラスの中心人物の集団に入りたかった。とりあえず中心人物だった人たちはスマホを持っていて「LINE」をやっている割合が高かった(例外の人もいるけど)。当時の「LINE」とは恐ろしいもので、クラスのグループでしか話さない話題を次の日の学校で話したり、クラスのある特定の男女数人のグループがあったりして、さらにスクールカーストを顕在化させていた。そんな感じで僕はLINEを暇あればやっていたし、女子とのLINEも一枚仮面を被った状態でやっていた。仮面を被っていたとは、本当はそんな奴じゃないのに、男女経験もないくせにカッコつけた文を送っていたということです。
後、僕は当時痩せていたので、自分で言うのもなんだが多少であるがモテていた(と思いたい)(その頃の面影はどこへ...)。多分。うん、今よりは全然。
まあ、そんなこんなで中学のころは自信があった。でも、それは一部自分に嘘をついて身に付けた自信でもあったのである。好きでもないものを周りに合わせるため無理して見たり聴いたり、LINEでは話すくせに学校では全く話さなかったり。とにかく流されやすい男だった。
高校から、そういうスクールカースト的なものはあまり無くなっていって、自分の好きなものをはっきりと素直に好きと言える感じになってきた。そこから自分に嘘をつかない代わりに、人とのコミュニケーションに対する自信は失われていった。自分が好きなものに対する自信はめちゃくちゃある。だけど、中学の頃にやっていた「人に合わせる」ということにとても疲れて、嫌気が差してしまうことに気付いてしまった僕は、だんだんと人とのコミュニケーションを避けてしまった。また、自分の好きなものが僕の周りではメジャーではないことも、僕の中の積極的な一面を下げてしまったのかなと感じる。
大学では、その感じを加速させてしまった。上部だけの会話や飲み会をしてると帰りたいよぉ〜とか正直時間の無駄やなぁ〜とか思うようになってしまったし、サークルに入っていない分、女子との会話も何を話せばいいか分からなくなってさらに自信を失っていく。どうせ自分なんか...が加速してしまっている。こいつめんどくせぇなと自分でも感じるのでそれはあまり表には出さない。自己肯定感低いくせにプライドだけは高いのもどうにかなんないんすかね。まあ、正直でいることを選んでしまって人とのコミュニケーションを避けた結果がこれなんよね。自業自得と言わざるを得ない部分もある。だからこそ、積極的に話したい!と思う人にたま〜に会うととても嬉しくなってしまう。
自己肯定感の低さというものは中々治らないもので自分はこういう人間なんだなと割り切るしかない。そして、ある程度の「合わせる」能力を身につけないと生きてはいけないということを受け入れるしかない。
だからこそ、こんな僕にでも、仲良い友人がいるということに感謝せねばと日々感じる。あ〜自分を人間として好きでいてくれる彼女できね〜かな〜。なんてわがまま野郎なんだ、
とりあえず自信をつけるため、フィットネスジムに通うことを決意した。まず痩せる。そこからよね。そっからにさせてください。
(追記)約1年ぶりに読んでみたけど、なんか若い