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ヒッチハイクとはマーケティングであり、PDCA・カイゼンの全てが詰まってる。

今日、僕は、沖縄の地で一つの学びを得ました。おそらく、この事実を知ってるのは日本にも少ないのではないでしょうか。

その学びとは...

ヒッチハイクはマーケティングである。

???

となった皆さんに、今日人生で初めてヒッチハイクをした自分が、そう思う理由をお伝えします。

(この文章はめちゃめちゃふざけてるので、真に受けないでくださいね♡)

(出発前、調子に乗る自分。)

ヒッチハイクを要素分解してみる


沖縄県の那覇市からコザ(沖縄市)までのおよそ25km。

この25kmをヒッチハイクで行こう!と思い立った僕は、まずヒッチハイクを要素分解してみました。

マーケティングにおいて、売り上げ目標をただただ追っても成果が出ないのと同じように、ヒッチハイクにおいてもその目標をMECEに分解して、様々な要素を1つずつ潰し、それぞれにKPIを立て、改善を繰り返すことによってのみ、ヒッチハイクという無理難題・鬼の課題をクリアできるのです。

こうした分解を終えたのち、僕はいざヒッチハイクへの旅路につきます。


そもそもコザへ向かう車がいるか?(情報収集)


まずは、コザ(目的地)へ向かう車が走っている道路でヒッチハイクをしなければ、努力も全て無駄になってしまいます。

出発前、ゲストハウスのお兄ちゃんに聞いたところ「ごーぱち(国道58号線)がいいよ!」という情報をもらったので、素直に58号線のコザ方面へ向かう車線でヒッチハイクをすることにします。

PV数がないメディアや、ターゲットの層とは全く異なるユーザー属性がいるで広告を出しても無意味なように、ヒッチハイクにおいてもしっかりとターゲットとする顧客(ドライバー)を明確にして訴求することが大事なのです。


(沖縄のメイン通り国道58号線)


走る車(ドライバー)に認知してもらえるか?(Attention)


いよいよ58号線にたどり着いた僕は、「コザ方面」とマジックで書いた紙切れを片手にヒッチハイクを始めます。

何より、自分の存在をはっきりさせて認知してもらうために、看板やバスの影に隠れてしまう箇所を避け、なるべく視界の開けた箇所で一生懸命腕を伸ばし、ドライバーに訴えます。

...

しかし、ドライバーは一向に止まってくれません。

「なんでやろ??」

そう思った次の瞬間、偶然僕の隣で原付を降りたおっちゃんに衝撃の指摘を受けます。

「お兄ちゃん、コザ(方面)やろ?道からじゃよう見えへんで!」

なんと!

僕は、”どこでアピールするか”に必死すぎたあまり、”アピールするコンテンツ”に関して全く無頓着だったのです。(文字がちっちゃい&薄くて見えづらかった)

この指摘を受けた僕は焦ってコンビニでマッキーを購入し、「コザ」の文字を何回も何回もなぞります。

(こんだけ「コザ」って書くこともうない気がする)

広告を打つと決めたら、その広告の「適切な場所」を選ぶとともに、「パッと目を引くコンテンツ」が必要なのです。


拾いたくなるようなアピールをしているか?
(Interest/Desire)


コザの文字を濃くしてから15分。

それでも止まらない車。

「これは紙じゃなくて、自分に問題があるんだ!」

と思い、僕はある行為を始めます。

それは、

笑顔

です。

(こんくらいの笑顔)

いくら、コザに向かっていて、車にスペースがあると言っても知らない人と車に同乗するのはそこまでいい気がしないものです。

だからこそ僕は、せめて「自分はいい人なんですよ〜〜」ということをアピールするために、100点満点の笑顔で「コザ」の紙切れを掲げました。

いくら目を引く広告であっても、それをクリックしたいと思うか/購入したいと思うかは別です。訴求のためには目につくことの他に、しっかりとプロダクトの魅力を伝える必要があるのです。


車を停められるスペース・余裕があるか?
(Action/UI・UX)


笑顔の甲斐もあってか、なんとなくドライバーの方と目が合う機会も増えてきた気がしました。

それでも、なかなか車は停まってくれません。

そこで僕はあることに気づきます。

「このスピードじゃ、数メートルで停車することができない!」

つまり、車線が多く道幅も広い国道であったため、みなさんなかなかのスピードを出しており、(後続車が来るので)急には止まれなかったり、車線変更が間に合わなかったりするのです。

...

そこで僕は、スピードが緩まるかつドライバーに余裕のある交差点前の、車線変更できないエリアより数m手前で待つことにしました。

これなら、僕の存在に気づき、「乗っけてもいいかな。」と思った方が判断して車を寄せるだけの余裕とタイミングがあるはずです。

興味や関心を持ち、購入の欲求を持ってくださった顧客をいかに離さずそのままストレスのないUI/UXや機会提供でコンバージョンに繋げるかが、最後にして最大のポイントなのです。


ここまできて、ようやく僕のヒッチハイクは完成です。

まさに無敵。欠点など一つも見つかりません。


最終章:ヒッチハイクに成功する

...

......

...............


僕は悪くありません。歩いている先に、このバス停があったんです。早いやつやったら40分で行くよ〜って言われました。全部こいつが悪いんです。

(一応、2時間粘りました。)

(こんだけヒッチハイクが簡単だって言われてる沖縄で成功しなかったのダサすぎるんで、またいつか挑戦します。)

以上、初めてのヒッチハイクでした。


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