君たちはどう生きるか
君たちは、どう生きるか(吉野源三郎)
中学生のコペル君、そしてそのおじさん。
日々の出来事に触れながら、これからの行き方を模索し続けるコペル君と、そこにアドバイスをするおじさんのお話でした。
自分にとっては、「すべての基礎」みたいな本でした。
「世の中は自分を中心に回っているのではない。」
「人というものの価値は、地位や富によって測れるものではなく、ただその人の気概と誇りによって測れるものである。」
「誰かのために、という小さな意思がこの世界を動かしている。」
「自分のした過ちを悔いて、そこから新たな出発ができることが人間を人間たらしめている。」
「人間は、自分で自分を決定する力を持っている。」
記憶を元に書いたので、少しほんの言葉とは違っているかもしれませんが、ここら辺の言葉がとても印象に残っています。
そして、最後の言葉。
「コペル君はこういう考えで生きていくようになりました。」
「君たちは、どう生きるか。」
本当に基礎の基礎、抽象的な言葉だからこそ、これをどう解釈して自分の人生に活かすかが重要で、それは全部読者に委ねられている。
簡単に見えて、簡単とはほど遠い、とても厄介な本でした。笑
とても短いのに、読むのにとても時間がかかってしまいました。いちいち自分の頭で考えないと、フワーッとしたまま終わってしまうから。
ただ、頭を(無理やり)働かせられるような、とてもいい本でした。最近流行ってるのも納得でした!
興味あれば是非!
↓
『君たちは、どう生きるか。』 (漫画版) (文庫版)
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