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みんなやってるから、クラファン?

昔は、資金を集めようと思ったら、銀行に借入するくらいしか馴染みある方法はなかったのですが、最近はクラウドファンディングという、これまた便利な方法が出て、活用されている人も多くみかけます。

私の友人・知人でも、すごい金額を集めている人がいて、すごいなぁと感心しています。

だからといって、安易にクラファンに走って、誰もが成功できるか?といえば、そうではないと思います。変に流行りものに手をつけるより、確実に資金が確保できる借入を使った方がよい場合もあると思っています。

なぜならば、

①クラファンって応援です。
応援される「何か」がなければ、応援されるのは難しい。ただ単に○○を始めたいから、クラファン使えば資金集められるという考えは正直甘い。

②クラファンで応援されるのも、銀行向けに事業計画語るのも労力は変わらない。
銀行借入をしたくない理由の一つに「事業計画書が書けない(=銀行を説得できない)」というのがあるのではないでしょうか。でもそれはクラファンでも同じ。ストーリーに説得力がないと応援も融資も得られない。

③確実な資金確保を狙うなら借入
クラファンを立ち上げても目標金額に到達しなかったら、どうするのでしょうか?起業初期は何かと物入り。想定以上にお金が出ていきます。資金が先細ると心も不安になる。そうなると余計に変な力が入って空回りする。

お金の余裕は心の余裕です。クラファンで達成率に一喜一憂するくらいなら、確実に必要なお金が確保できる借入でしっかり資金確保したほうが精神衛生上はよい場合もあります。

④事業計画を考えるのは憂鬱だし、返済も不安だが、先を考え、不測の事態に備えることは経営の「基本」
借入を起こすことの最大の不安は「返済」だと思いますが、仮に300万円借りて7年で返済すると年間の返済額は約45万円。月間3.6万円です。この4万円弱のお金をどう考えるか。毎月の経費と同様に考えれば、それほど高くないはずだと思います(月間4万円の費用が払えないほどの売上見通しだったら別)。

それに借入をすることで、返すための先行き(=計画)を真剣に考えます。昨今のお気軽起業ブームは、なんとなく感、とりあえず感でやってる感が否めず、無計画な成り行き任せな感じがします。成功者で「成り行きよ〜」と言ってる人は裏でしっかり考えているので騙されてはダメ(テスト勉強していないと言いつつ、90点しっかり叩き出してくる人と同じ)

起業はテスト勉強とは違います。お金がかかっている大きな大きな冒険です。そのご自身の冒険を成功させるためには、先行きをしっかり考えることは大切ですし、そもそも経営の基本。いやでも向き合っておいた方が、先々 楽だと思います。

ま、何が言いたいかというと、ご自身の現状・足元を捉えた、資金計画を立てることが重要です。ということです。

またこれは知り合いの税理士さんから聞いた話ですが、創業時は借入がしやすいのこと(もちろん事業計画書は考えねばならぬ)。決算を出すと、そこで評価されてしまうが、創業借入なら所詮計画ベースなので、借入を起こしやすい。繰り返しますが、創業時は物入りなので、資金に余裕はあったほうがいいとのこと。ご参考まで。

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